天王山周辺森林整備作業
2019年4月19日
- 活動時間:10時~14時45分
- 天候:曇
- 参加者:19名
午前の作業
- タケノコ除去
- 皆伐区域内の笹状タケの除去
- 登坂路作りは皆伐区域の中央から着手。
- モノレール外側の竹林の間伐整理
- 鹿除け冊の補修
- ドングリの発芽状態の観察、水やり
午後の作業
午前に引き続き各作業を実施
各作業報告
- タケノコの除去:昨年に比べ多くのタケノコを除去
- 皆伐区域の笹状タケの除去完了
- モノレール外側の竹林の間伐整理:今回墓地の上の除伐を始めたが引き続き作業が必要
- 鹿除け冊の補修はネットを購入してから行うことにした
- ドングリの発芽状態の観察・水やり(Sさんから報告)
12月に切り株の頂部にドングリを埋め込んだ本数45本に対し発芽が確認できた本数が6本 発芽率13%であった。ペットボトルを使用した水やりを3回行った。
作業風景
2019年5月3日
- 活動時間:9時50分~15時
- 天候:晴
- 参加者:16名
午前の作業
- 皆伐区域内のタケ伐採、タケノコ・笹状タケの除去
- モノレール西・南側の竹林整備
- 広葉樹生育状況の調査準備
午後の作業
- モノレール西・南側の竹林整備(継続)
- 育苗床拡張(タケの根株の掘り下げ)
- 鹿除け柵の補修・ネット掛け
- 広葉樹生育状況の調査準備(継続)
各作業報告
- 皆伐区域内のタケ伐採、タケノコ・笹状タケの除去
4月にタケノコを沢山取ったにもかかわらず、今回も 80~90本程生えてきている。シブトイ。 竹林①は、笹状のタケは少なかったが、竹林②はかなり多かった。 - モノレール西・南側の竹林整備
今日の主たる作業で、モノレール西側は、少しづつ整備されてきているが、範囲が広く当分はかかりそうである。 モノレール南側は、初めて手を付けたが、お墓が下にある為伐採時はかなりの注意が必要である。 ロープを使って倒れる方向を誘導しながら行った。まだまだであるが、かなり見通しが良くなった。 - 育苗床拡張(タケの根株の掘り下げ)
育苗床には、コナラや桜の実生を植えて手狭になり、苗床の拡張に手を付ける。 - 鹿除け柵の補修・ネット掛け
竹林②の上部の鹿除け柵扉を網で作成。一応完成。 - 広葉樹生育状況の調査準備
竹林①では常緑樹が増え緑で覆われてきている。落葉樹の稚苗もかなり見られるようになり、今のところシカの食害は顕著ではない。
竹林②での竹筒育苗・・・4月の調査では、発芽が45本中6本であったのが、今回は13本と増えている。 粘り強い努力の成果だ。午前、午後と45本のポット(竹筒)に水やりを行う。
作業風景
皆伐区域内のタケ伐採、タケノコ・笹状タケの除去
モノレール西・南側の竹林整備
育苗床拡張(タケの根株の掘り下げ)
鹿除け柵の補修・ネット掛け
広葉樹生育状況の調査準備
その他
2019年7月7日
- 活動時間:9時40分~12時
- 天候:晴
- 参加者:9名
経緯
6月27日(木)の活動が雨で中止になったため、当日予定していた「竹筒を使った苗づくり」の地植え作業が出来なくなったことから、 7月5日(金)の勉強会後の打合せで、7日(日)に参加できる方だけで地植え作業をすることになった。
作業前
- 9時40分、全員集合。宝積寺駐車場にて、ラジオ体操の後、Sさんより今日の作業内容について説明あり。 水遣り用のペットボトルに水を入れ、各自が自宅で育てた苗14本、クワ・スコップと共に、竹林②の皆伐区に運ぶ。
- 皆伐区は雑草や竹などが茂り、足元が見えない状態であったが、今日は下草刈りはせず、苗を地植えできる場所だけを確保する。
皆伐区の作業前の現況
竹筒苗の地植え
作業手順は以下のとおり。
- 苗が育っている竹筒の節の下から竹筒を切り離す。
- 下草を刈るなどして、元の苗があった近くに苗を植える場所を確保する。
- 竹筒を割って苗を取り出し、確保した場所に穴を掘って植え、印の番号を表示する。最後に水遣りをした。
6月18日(火)に、Sさんが実験用に植えた竹筒45本中17本の竹筒と予備用の竹筒10本中5本の竹筒 計22本の竹筒から苗が発芽していることを確認していたが、今回、実験用で4本と予備用で1本、計5本の 竹筒から新たに苗が発芽していることが確認され、計27本の竹筒の苗を地植えした。
地下茎除去区域に各自が自宅で育てた苗を移植
地下茎除去区域には以前に移植したサクラ1本、アベマキ・コナラの苗3本が残っていた。今回、各自が持参した 自宅で育てた苗14本を移植した。移植後、苗には移植の日付を書いた竹の短冊を立て、水遣りをした。
その他
竹林②の南側のネットでは、成長した竹がネットに突き刺さり、ネットを高く持ち上げていたので、竹を切って、 ネットを元に戻した。北側、西側の入口は異常なく、また猪に荒らされた形跡も見当たらなかった。
2019年9月20日
- 活動時間:10時~14時30分
- 天候:晴
- 参加者:16名
午前中の作業
- 6月の活動予定が雨の為中止となり、5月の施業以来4か月半ぶりの入山となる。
- 現地は、3mにもなったセンダンをはじめナンキンハゼ、クサギ、アカメガシワ、イヌザンショウ等の幼木、 ダンドボロギクほか名も知らない雑草が繁茂し、地面は全く見えず。これらの伐採から始める。
- 竹林②下部の定植した実生ドングリに注意しながら雑草・雑木の処理及び竹の伐採作業。
- 定植した実生ドングリの活着・非活着の調査、及び育苗圃内の生存調査。
(6月の作業が雨の為中止になったので有志が7月7日、自宅で発芽させた実生苗を持ち込み地植えを行っていた。)
午後の作業
- 午前の作業の続き。
- 竹林①、及び②の竹の伐採及び育苗圃の拡大。
- 鹿除け棚の整備。
定植した実生ドングリの活着・非活着の調査結果
- 7月7日、21株地植えしたが、2か月半後9株が育っている。21株の予備として5株を植えたが3株成長。合計の生存率は46%。
- 育苗圃(地下茎を除去したエリア)には実生で育ったアベマキとサクラ以外に7月7日、外部から持ち込んだ14株を定植、うち7株が生存。 消えた7株の後にアベマキ(コナラ)を、さらに新しくミカン等10株を植える。
作業状況
竹林②下部の様子(作業前と作業後)
作業の様子と昨年の台風21号の被害
防御棚の不具合と動物のかすり跡
2019年11月8日
- 活動時間:10時~14時30分
- 天候:晴
- 参加者:17名 (うち1名は教育実習生)
作業予定
- 竹林①の笹状タケ及び高木状タケの全除去。
- 竹林②皆伐区域入り口付近の崩れた古いタケ棚積みの整理。
- 竹林②皆伐区域内の笹状タケ、クサギ、高木状タケの除去。
作業結果
竹林①のタケ除去は高木状のタケが1本残ったがあとは完遂。
対象地全体に約10年前に伐採したタケの棚積みがあるが腐って崩れてきている。竹林②皆伐区域入り口のすぐ下は墓地になっており腐ったタケが落ちるとよくないので午前中をかけて除去した。
皆伐区域の平坦部のタケは除去できているが上方にはまだかなりの本数のタケが残っている。
Sさんチームは今春から育てているアベマキ実生苗の生育状況を調査。7月7日に27本地植えした内、3本の生存が確認できた。 生存率は、13/27=48%。昨年同時期の結果は、1/25=4%だった。 育苗圃ではミミズを探すイノシシによって一部の苗が掘り返されていたが、シカの食害の形跡はなく実生苗は概ね順調に育っている。
本日の施業を終えて
特筆すべきは竹林①においてのタケ駆除後の植生傾向である。我々としては竹林①の上方にある数本のコナラ、 クヌギからの自然播種による落葉広葉樹林の形成を期待していたが、それらのドングリも実生もあまりみられず、 以前から竹林の中に生育していたアラカシを始めとする常緑広葉樹が勢いを増している。当地の気候帯からして もタケなきあとは自然にゆだねておけば常緑広葉樹林へと変遷していくものと思われる。
一方、竹林②の皆伐区域は鹿よけ柵ネットを施し、育苗圃等で落葉広葉樹、花木、果実木の育成を試みている。 長い年月がかかりそうであるがハイカーに楽しんでもらえるエリアとなることを夢見ている。難題は10年間に積 もり積もった棚積みタケである。かさばる竹枝共々地面を覆い尽くす程であり、苗が育っても植える余地がある かと苦慮している。
2019年12月13日
- 活動時間:9時50分~14時30分
- 天候:晴
- 参加者:18名 (うち1名は教育実習生)
作業予定
- 竹林②の皆伐区域の西側出入り口付近の棚積み竹をモノレール西側へ排出(広葉樹の為の地面造り)。
- 竹林①、竹林②の(皆伐区域内)の残存竹の伐採、笹状竹の除去。
- 墓地上方の竹林の間伐、整理。
- 育苗圃の拡大や実生苗の確認等。
作業結果
- 竹林②の皆伐区域の西側出入り口付近の棚積み竹をモノレール西側へ排出(広葉樹の為の地面造り)。
かなりの量と水を含んだ腐った竹を手渡しでモノレール西側に難儀をしながら排出完了。綺麗に地肌 斜面が出て苗木植え付け個所が増え、すっきりと見栄えが良くなった。
- 竹林①、竹林②の(皆伐区域内)の残存竹の伐採、笹状竹の除去。
竹林②の残存竹のみの伐採で竹林①は作業できず。
- 墓地上方の竹林の間伐、整理
ロープをかけ、お墓に倒れないように気を付けて作業を行った結果、かなり陽がさすようになった。
- 育苗圃の拡大や実生苗の確認等
実生苗の確認のみ行う。12月13日現在の生存率は、26本中14本で54%でした。ちなみに 昨年の生存率は、25本中の1本で4%でした。
2020年1月17日
- 活動時間:9時45分~14時00分
- 天候:曇
- 参加者:16名
作業予定
- 竹林②の皆伐区域内の棚積み竹の除去、移動。
- 竹林①、竹林②の(皆伐区域内)の残存竹の伐採、笹状竹の除去。
- 同区域内、南側モノレールとの間の竹の伐採
- 鹿避け柵の補習、ネット掛け
- 実生苗の点検
作業結果
午前
- 作業場に移動し、全員で1.の棚積み竹を整理した。
作業場にイノシシの糞らしきものがあった。
午後
- 午前に引き続き(1)の棚積み竹を東側の竹林に移した
本日の作業で崖下の棚積み竹がなくなり、新たに広葉樹の生育場所が拡がった。
また、12月と同様、腐食した竹積みの中からカブト虫らしい幼虫が見つかった。
作業前:広葉樹が生育する地面がない
作業後:ずいぶんすっきりした
2020年2月21日
- 活動時間:10時~14時30分
- 天候:晴
- 参加者:15名
午前
- 竹林②の東側の竹林の整備開始にともなう境界確認
竹林②東側隣地の竹林の枯竹・倒竹を整備すれば、景観も良くなるし、棚積み竹を移動させる場所の確保もできるのではないかと いうことで、大山崎町に相談したところ、枯竹・倒竹だけでも整備をしていただくことは大いに歓迎ということで ご了解いただいた。今日、大山崎町経済環境課のお二人においでいただき、天王山グループ6人と整備竹林の境界を確認した。
- 他の科員は、竹林②区域内の残存竹の伐採作業を行った。