天王山周辺森林整備作業

2025年4月18日

  • 活動時間:10時~14時30分
  • 天候:晴れ
  • 参加者:16名

本日の作業予定

  • サクラの成長測定。種類不詳のサクラの同定
  • 中央エリアの不要木、笹状タケ等の処理/li>
  • 東エリアの枯れ竹処理、間伐
  • タケノコ採取

作業結果

中央エリア
サクラの成長測定。種類不詳のサクラの同定
新加入の3人の科員とOリーダーで実施。
昨年は4月と9月に実施しているので、それとの
比較データの取得となる。
地上1.2mでの幹直径を測定。樹高が1.2m
に満たない木については直径測定位置の高さも
記録した。
根際で分枝している木やシカによる主幹折損を
受けている木があり、そうでない木と直径どうしを
単純比較して良いものか難しさを感じる。
昨年9月以降に枯れたサクラはなかった。測定データの分析は別途行って報告する。
種類不詳のサクラの同定は図鑑「サクラハンドブック」(文一総合出版)を参照して行った。
選択肢は、主としてヤマザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノとオオシマザクラの交雑種で
あるが、断定するのは難しく推定するにとどまった.
 サクラ⑨は 恐らくオオシマザクラであろう。
観察・点描
サクラ⑨だけが実をつけていた。
春がすみ 匂い寄こせり 桐の花
森林文化科冥利
スズランは無事越冬
ロウバイ 
コブシ
ロウバイもコブシも共に小さな
実生苗だったがだいぶんしっかりしてきた。

これからはスミレと交代してイワニガナが地面を彩る。
タケは今が紅葉=竹の秋
棘がやっかいだが花はきれい クサイチゴ。
天王山は日本種タンポポ健在

2025年6月20日

  • 活動時間:10時~13時30分
  • 天候:晴れ
  • 参加者:16名

本日の作業予定

  • 中央エリア、西エリアの新桿の皆伐。
  • 中央エリアでの草刈り機(3台)作業。
  • 高温予報が出ているので熱中症予防のため昼食休憩で活動打ち切りを検討することにした。

作業地の状況、作業の様子

  • 10:10 中央エリアに移動し活動開始
  • 5月が雨のため中止になったので新桿はすっかり伸びて展葉していた。
  • クサギ、アカメガシワなどの実生も繁茂して地面が見えない状態になっていた。
新桿伐採後の中央エリア
同左
草刈り機作業前
草刈り機作業後
西エリア上部新桿伐採前
伐採後
 昨年10月に植え付けた7本の実生の
 アカマツ。1本だけが生き残っていた。
 (中央エリア上部)





  • 13:00 終了解散。草刈り機作業や伐った竹の処理がある人(7人)が短時間残って作業を継続した。

2025年7月18日

  • 活動時間:10時~12時30分
  • 天候:晴れ
  • 参加者:13名

本日の作業予定

  • 今年出てきたタケの伐採の徹底 (中央エリア、西エリア、北エリア)
  • 夏の草木、不要広葉樹の除去
  • 東エリアの間伐整理
  • 8月29日の山田池における竹工作実習の材料調達

作業地の状況、作業の様子、作業結果など

新桿伐採後の西エリア(遊歩道から)
  西エリアの上中部は
  タケを除去できたので、
  地下茎を取り除いて
  サクラの育苗圃を
  作る予定。
アラカシの倒木の枝葉が遊歩道をふさいでいる様子(天王山登山道側から)
  奥の白いのは    
  ナナミノキの    
  倒木    
  
  

 ⇒ 取り除いて通れるようになった。

東エリア 枯倒竹整理後の様子
その他の気づき

*カイガラムシの付着ががひどかったソメイヨシノ№4は駆除剤の効果でかなりきれいになった。

2024年11月22日
2025年7月18日
*2023年に遊歩道に約30本移植した実生の
コブシは15本残って、その半数が
1m前後に育った。赤い布はシカ避け
(のマジナイ)
 *2024年3月に採種して
 同年11月に中央エリアに
 移植したアカマツ。1株
 だけ生き残っている。
*実生苗から2年目の
ロウバイ(3株)
 
 *暑さに負けずスズランは健在。

2025年9月12日

  • 活動時間:10時~12時30分
  • 天候:晴れのち曇り
  • 参加者:13名 実習生:1名

本日の作業予定

  • 中央エリア 夏の草木、不要広葉樹の除去、実習生と共に観察
  • 東エリア 間伐整理、10月18日の山田池フェスタ用の竹桿の切り出し
  • 北エリア モウソウチクが生えてきていれば除去
  • 西エリア 本日は作業不要

作業地の状況、作業の様子、作業結果など

中央エリア
  • クサギ、アカメガシワ、ナンキンハゼ、ヌルデ、ニワウルシ、センダン、 ネムノキなどの除去をした。
  • シカの糞を見つけた。シカに引き倒されかかっているサクラやコブシがあり、 支柱や紐で起こした。サクラはシカの咬み跡に大量の樹液を出して身を守っているように見える。
東エリア
  • 竹桿の搬出完了
北エリア
  • (入らず)

終了ミーティング

暑さで疲労しているので昼食を済ませて打ち切ることを決定。

  • 太く成長したサクラと依然細いままのサクラとの差がはっきりしてきた。 今春花が咲いたサクラはよく成長している個体で、すでにシカに折られる心配もない。皮剥ぎの被害を防ぐ 金網巻きなどの措置をすれば中央エリアの柵囲いは撤去していってもよいのではないか。来年度に向けて検討したい。
  • 竹の秋(春)、竹の春(秋)の季語があるが、今年は今日見るところ葉が枯れ色をしているタケが多い。猛暑の影響で葉が痛んでいるのだろうか。
  • 東エリアでの作業中と昼食中にスズメバチが近くを飛んだ。 秋にかけて活動が活発になるので刺激をしないよう注意が必要。

13:00終了解散。 まもなく京都府に大雨警報が発表され、強い降雨となった。

点描

西エリア竹林内
東エリア

2025年10月3日

  • 活動時間:10時~14時30分
  • 天候:曇り
  • 参加者:16名 実習生:2名

本日の作業予定

  • 中央エリア 不要樹木の除去
  • 東エリア 間伐整理、11月1日の万博ネイチャーフェスタ用の竹桿の切り出し
  • 北エリア モウソウチクが生えてきていれば除去
  • 西エリア 本日は作業不要

作業地の状況、作業の様子、作業結果など

作業実習
  • 2名の実習生に天王山活動の概要説明と全般的な観察と樹木及び竹の伐採体験を 行った。
中央エリア
  • 際限なく生えてくるクサギ、アカメガシワ、ナンキンハゼ、ヌル デ、センダン、ニワウルシ、ネムノキなどの刈り取りを根気強く行った。
  • 大きくなってきてサクラへの日照の妨げが気になる樹木を数本伐採した。真ん 中あたりにあるキリは大きくなりすぎて伐採はほぼ困難であるが、太い枝を切 り落とした。
キリの太い枝を切った。年輪は3本ほどしかない。
雑木、下草刈り取りでさっぱりした。
東エリア
  • 竹桿の採取と枯れ竹の整理を行った。
北エリア
  • 実習生と共に入って侵入してきているモウソウチク数本を伐採した。 常緑広葉樹が繁茂し林床は暗く新しい実生苗は見当たらない。パイロットプラ ントが次々と生えてくる中央エリアと全く対象的である

終了ミーティング

  • 桜の園育成のため、勝手生えの樹木は積極的に伐採していきたい。
  • これまでエゴノキは花も実も観賞に適するとして温存してきたが、大量の実 をつけているので爆発的に増えてくる可能性があり、これも今後伐採の対象 としたい。
  • 南側柵近くのニワウルシとセンダン各1本及び上述のキリについて伐採方法 を検討すべきか、シンボルツリーとして残すべきか意見交換を行った。
  • スズメバチが散見される。近づいてきても刺激しないよう注意。

点描