大阪教育大学里山整備活動記録
2020年7月17日
- 天候:小雨のち曇り
- 参加者:15名
目標景観
- キンラン等のラン科が育つような環境条件を見出し、ラン科やユリ科が優占する里山の景観を目指す。
- 下草刈りをせずに林床を豊かに維持出来る程度の明るさを持った里山景観を見出すことを目標にする。
2020年度の作業計画
- 全調査区での高木4種本数調査
- 照度の再測定
- 全区画対象でササ除伐・ヒサカキ萌芽枝除伐
- 全区画に於いてラン科、ユリ科の苗調査
- アオモジ2本(E2、D4)と実生苗は除伐する
- 整備区画の拡大(大学敷地境界線の確認次第)
- 新研究テーマ
「ヤマザクラ実生苗木の生長度合と林内照度との関係を調べる」
本日の作業予定
- 全区画にて林床の草本(ラン、ユリ、スミレ)調査
- 全区画にてアオモジ実生苗の除去とヒサカキの萌芽枝除去
結果
- 昨年までノヤマトンボはE6に1本だけあったが、今回はA5、B7にも2株づつ見つかり、計3ケ所で生育してる。
- 昨年の6月に見つかったシュンラン・チゴユリは、今回は見つからず。時期が1ヶ月遅れのせいか。
- A4地区のコナラの根元にユリの根生葉と思われる1枚葉が8株見つかった。今後とも観察継続する。
- 梅雨による長雨が続いたせいか、昨年まで見られなかったキノコ類が多数見つかった。
2020年10月30日
- 天候:小雨のち曇り
- 参加者:14名
本日の作業予定
- 全区画にてアオモジ実生苗の除去とササの伐採除去
- ヒサカキの萌芽枝は、長く伸びて邪魔に為る分だけを除去
- ヤマザクラ苗木の確認と樹高の計測
- 大阪教育大学の敷地境界線の確認実施
結果
- 新たに、作業エリアとしてA~Gを追加した。
- 今回作業したエリアはササの駆除に時間が取られたために、作業はA~GとA1~G1の2列だけであった。
- 昨年9月に確認したヤマザクラ苗木本数は45本あったが、今回確認出来たヤマザクラの苗木は9本だけであった。
- E2にあったアオモジの親木は伐採した。
- 総務部の担当者と敷地境界線を確認した結果、現在の作業エリアの一部は民間敷地に含まれてる事が判明した。
2021年3月26日
- 天候:晴
- 参加者:14名
本日の作業予定
- 境界線の確認
- 新しい作業エリアB地区の確認
- 林床調査
- ササ類等雑草の駆除
結果
- 民有地に含まれる3地区内(A5、B5、A4)での新たな樹木伐採は 中止する。その他、通路沿いが民有地に含まれるエリアは従来 通りの管理をする。
- 新たな整備地のB地区は A地区同様ヒサカキが優占種である。Mさんの提言に従いヒサカキの 伐採は皆伐でなく、コナラ周辺のヒサカキは残すことに決定した。 B地区の最西端にある三叉路でウワミズザクラ1本を確認した。
- 林床の野草はスミレが多く眼に付いたが、その他のラン科の野草はA4地区のランだけで あった。時期が早いのか一枚葉のレベルの為同定も出来ず。次回再調査をする。 ヤマザクラの実生苗が多く見つかった。
- モノレール跡地にてササ、カヤ等の除去を実施した。