天王山周辺森林整備作業
2018年4月20日
- 活動時間:10時~14時45分
- 天候:快晴
- 参加者:19名
本日の作業予定
- 皆伐区域内のタケノコを除去する。
- 引き続き鹿除け柵の延伸・補強を行う。
- 皆伐区域内の広葉樹実生苗の保護ため、割り竹を立ててマーキングする。
- 地下茎除去区を拡大する。
- 竹林②上に登り降りし易いよう登坂路を作る。
- 皆伐区域外の除伐竹の選定・マーキングを行う。
- Yさんが持参したアベマキの苗3本を植樹する。
- 皆伐区域外の除伐竹の選定・マーキングを行う。
- 前回、竹の切り株や竹筒を使ってドングリを植えたが、その後の状況を午前中に確認する。
午前の作業
- 鹿除け柵の設置は斜面部分と上部のハイキング道側に分かれて実施。
- マーキング用の竹の短冊を作製し、皆伐区域内の実生苗にマークした。
- 登坂路作りは皆伐区域の中央から着手。
- Yさんが持参したアベマキの苗3本は、竹林①のBー3地区のネット内に植樹し、日付と樹高を書いた竹の短冊を立てた。(高さ108cm、48cm、38cm)
- 皆伐区域内のタケノコを除去した。
- 前回、ドングリを植えた竹の切り株・竹筒32個を調べたところ、実生が出たのは11個であった。
午後の作業
- 鹿除け柵の延伸については、柵にする竹が足りないため、竹を伐採して補充したが不足、またカラーワイヤー も無くなったこともあって、西側の途中で終り、完成は次回に持ち越した。
- 竹林②上の登坂路作りについても、階段用の資材が無くなってしまった。次回の大阪教育大学で資材調達を行う予定である。
- ドングリを植えた竹の切り株・竹筒の実生苗11個を地面に植え替え、その上に鹿除けのネットを被せた。
- 地下茎除去区については、出ていた筍や細い竹を取って、溝に竹稈を埋めて整地した。
- 皆伐区域外の除伐竹の選定・マーキングについては、次回に持ち越した。
作業風景
タケノコの除去
広葉樹実生苗を保護するためのマーキング
アベマキをはじめ、かなりの実生が生えている、大事に育てたい
鹿除け柵の延長作業
地下茎除去区
登坂路作り
竹の切り株や竹筒を使って植えたドングリ、その他
2018年5月4日
- 活動時間:10時~14時45分
- 天候:晴
- 参加者:18名
本日の作業予定
- 竹林①の実生苗の成長度チェック
- 鹿除け棚の延伸
- 竹林②の安全に移動のための登坂路作り
- モノレールの外側(西側)間伐のための準備
午前の作業
夫々の活動グループに分かれて作業実施。
午後の作業
竹林①の成長度調査終了班はそれぞれの作業グループに加わり作業続行。
各作業グループの報告
- 成長度調査グループは3区域に分け実施したが、消滅したり食害に遭ったものや、さらに夫々の測定ポイントの 個人差もあり正確性を求めると少々問題あり。今後何らかな統一基準が必要か。
- Sさんがトライされている竹筒を利用してのドングリ実生実験:前回発芽した11個の外に、2週間前に継続して ネットをかけた下に置いた竹筒から3個が発芽。さらに先週Oさんが自宅で育てたアベマキ13ポットを持参して いたが、うち9本を実験材料として利用、合計23本を今後の生長度合いを見るのに活用したい旨の発言あり。 当面ネットで保護しながら成長を見守る。
- 鹿除け棚延伸グループは、上部のハイキング道側はいびつだった柵の高さをそろえ、景観的にもスッキリと整備。 モノレール側はさらに西側の竹を伐採し、それを活用しながらの作業であるが急斜面での針金固定作業は厳しく かなり残して本日は終了。
- 危険防止のための竹林②上内の登坂路は完成。さらに下部入口まで整備進む。
- モノレール西側の竹林整備のため残す竹と伐採すべき竹を明確にするためマーキングを行う。
- 前回Yさんが持参されたアベマキ3本は水不足等で十分活着出来ておらず今後が心配な状況。
作業風景
2018年6月22日
- 活動時間:10時~14時45分
- 天候:晴
- 参加者:20名 内教育実習生1名
本日の作業
- 若竹の除伐
- 草刈り
- ドングリ苗の調査、移植
- 鹿よけ柵の延伸
- 登坂道の整備
- モノレールの外側の竹の間伐(印をつけている)
現地に到着すると竹林②は草が繁茂しており竹林①は若竹が多く見られた。また竹林②に鹿のフンがあった。 午前中は竹林②の草刈り、ドングリ苗の調査が主な作業となった。 午後は鹿よけ柵の延伸、竹林①の若竹除伐、ドングリ苗の移植が主な作業となった。 ヒヤリハットとして竹林①のキノコのあった所付近にマムシが出てきたこと、スズメバチが飛んできたことが報告された
作業風景
2018年9月28日
- 活動時間:10時~14時30分
- 天候:晴
- 参加者:15名 内教育実習生1名
事前の作業計画
- クヌギ、アベマキ、コナラのドングリの採取
- 状況観察、危険箇所点検。登坂路の改修
- 竹林1及びモノレール以西のタケ間伐
- 鹿除け柵の延伸補強
- 実生圃場の観察、整備
- 広葉樹生育調査用の竹短冊の作成
- イベント用竹の搬出
実際の作業内容
- 駅集合前にリーダーが事前に作業竹林の状況観察を行ったところ、台風の影響で山は荒れ、 天王山への登山道は通行禁止になっていること、神照院の方からの竹林への入り口は通れないこと、 竹林①・②の間の歩道から何とか竹林内に入れそうであることが分かった。したがって、本日の作業は、 台風で荒れた竹林内の整理が主になった。
- 事前に計画した、実生圃場の観察、整備とイベント用竹{10本程度}の搬出は実施。
- ドングリは、生長途中で樹木が折れてしまったためか、ほとんど見当たらず。
今後に残った課題
- 竹林②上全体を囲うシカ除け柵の損壊が生じている。 生えている竹をそのまま支柱として利用していたが その竹が根こそぎ倒れている箇所が複数あり、柵設置 の方法の見直しが必要となった。
- 幼苗の生育状態を継続観察していたが、多くが夏の間 に枯死したか、台風のためなぎ倒されたか、あるいは 倒木の枝葉で覆われたりして観察が困難な状態になっ てしまっていた。
被害状況、作業風景
登山道の被害の状況
広葉樹①・竹林①の状況
竹林②の状況
竹林①②間の歩道整備
竹林①内の通路確保
竹林②の整備
伐った竹の棚積みを支えていたタケが根元から倒れており、今後どうするのか、これも課題の一つに。
竹林②下の墓から歩道へ出る通路の状況と整備
2018年11月2日
- 活動時間:9時50分~15時
- 天候:晴
- 参加者:14名
作業項目
以下の4班に分かれて作業を実施
- 地面を覆う枯れ枝等の整理(稚苗の生育観察が継続出来るための条件整備)
- 鹿除け柵の補修、延伸
- 墓地横の進入路の整備及び墓地上部の倒竹、倒木の整理
- 竹林②上の皆伐域の育苗床での実験継続の為の地下茎除去区の拡大整備
作業結果
- 地面を覆う枯れ枝等の整備
- 鹿除け柵の補修、延伸
- 墓地横の進入路の整備及び墓地上部の倒竹、倒木の整理
- 竹林②上の皆伐域の育苗床での実験継続の為の地下茎除去区の拡大整備
竹林①②共、ほぼ整備完了。但し、竹林①上の境界付近のアラカシ、カナメモチ等の倒木は幹が太く 手ノコでは無理の為、チェーンソーが必要との事
全体を点検した所、竹林②東側下部が倒壊、上部は被害なし、北側ハイキング道沿いは一部柵のゆるみ、 西側上部は一部柵のゆるみ、下部は半倒壊であった。その為、西側(一部延伸)より北側、東側へと順次 柵のゆるみ補強を完了。東側下部の倒壊個所の除去まで完了。次回復旧予定。
進入路、及び墓地上部の倒竹、倒木は出来る範囲は完了。西側のモノレール横の整備は今後。
地下茎除去区を2m*3mをさらに拡大完了。
作業風景
地面を覆う枯れ枝等の整備
鹿除け柵の補修、延伸
進入路の整備及び墓地上部の倒竹、倒木の整理
地下茎除去区の拡大整備
2018年11月23日
- 活動時間:9時45分~15時
- 天候:晴
- 参加者:13名
作業内容
- 鹿よけ柵の延伸
- 竹林①エリアに倒れている大きなコナラの処理
- モノレール西側の倒竹等の処理
- 地下茎除去区域の拡張
鹿除け柵下段の右端が台風の被害で破損、この修理に取り組み午前中に完成。これで竹を利用した 柵は全て完了。午後は南側と西側の入口をネットを活用して完成させた。
竹林①上部にコナラを中心に沢山の倒木があり、生育調査エリアが無残な状態になっていたのでWさんが チェーンソーを使用して処理に奮闘。大きなコナラは裁断されたが、細分化された枝や葉のデポで一部を占有。
モノレール西側の整理は倒れかけている竹や古い竹を選んで伐採しているが、数が多く急斜面の為苦戦中。
地下茎除去区域の整理は力仕事で、3m×3m程度のエリアが完成。
作業風景
被害に遭った柵の修理
鹿除け柵完成後の入口(南入口、北入口、西入口)
竹林①上部の倒木処理
モノレール西側の整理と地下茎除去作業
2018年12月21日
- 活動時間:9時40分~14時
- 天候:晴
- 参加者:16名
作業内容
- 倒竹等の処理
- 切り株での育苗
- 鹿よけ網の延伸
精力的に取り組んだがまだまだ残っている状態。
35本の切り株にどんぐりを埋め8本は後日、どんぐりを埋める状態となった。
②地区の南の延伸を行った。後少し残す状態。。
作業風景
倒竹等の処理
ドングリの育苗
鹿よけ網の延伸
地区で椿が花をつけており、また、スミレが咲いている。作業の成果が感じられる光景
2019年1月11日
- 活動時間:10時~14時30分
- 天候:晴一時曇り
- 参加者:14名
作業内容
- モノレール西側の竹林整理
- 竹林②で「竹の切り株」を利用したドングリの育種実験の続き
- 竹林②の南側で鹿よけネットの設置延長
- 竹林②の苗床の拡張
天王山・施業地付近の状況
これまで天王山登山口には大山崎町の「ハイキング道通行禁止」の掲示があったが、 無くなっており、多くの登山者を見かけた。なお竹林①と竹林②間の歩道はまだ通れず、大山崎町の「通行止め」の掲示があった。
作業状況
モノレール西側の竹林整理
竹林②の南側で鹿よけネットの設置延長
竹林②で「竹の切り株」を利用したドングリの育種実験の続き
竹林②の苗床の拡張
2019年1月25日
- 活動時間:10時~14時30分
- 天候:晴一時曇り
- 参加者:14名
作業内容
ドングリの水やり用にペットボトルに水を詰めて出発。午前中は3つのグループに分かれて作業。
- ドングリを植えた竹筒に持参した水を散布。計45筒あるがまだ冬眠中。水の吸収・浸透性悪いものあり。
- モノレール西側の境界域を明確にするために黄色のテープでマーキング。かなりの急斜面で注意が必要。
- 竹林②の南側で鹿よけネットの設置延長。
- モノレール西側竹林の間伐、及び倒れたり折れたりした竹の整理。
午後は放置された竹の整理班と鹿除けネットの作成班に分かれて作業を行う。
作業状況
台風21号の被害、いまだ癒されず!
2019年2月22日
- 活動時間:10時~14時45分
- 天候:晴
- 参加者:17名
作業内容
各班に分かれて以下の作業を分担し開始する。竹林②の東側でシカの糞、イノシシの糞が見られた。
- 竹林①、竹林②のタケ皆伐区域の皆伐
- 竹林①の倒木整理、B-3区のネットフェンスの整備
- 竹林②の苗床拡張
- 竹林②のシカ除けネットの延長設置
- モノレール外側のタケ間伐・整理
- ドングリ埋め込み
ドングリ埋め込みは午前で終了。午後は残りの作業を継続。
各作業報告
- 竹林①、竹林②のタケ皆伐区域の皆伐
- 竹林①の倒木整理、B-3区のネットフェンスの整備
- 竹林②の苗床拡張
- 竹林②のシカ除けネットの延長設置
- モノレール外側のタケ間伐・整理
- ドングリ埋め込み
今後も実施が必要。
ネットフェンスの整備は1ヶ所の支柱の補強を除き完了。倒木は引き続き除去が必要。
約4m2程拡張、その後、根除去した所に25個のドングリを埋める。
緑のネットを西側モノレール横に設置。一応シカ対策の全体の囲いが完了。
タケの間伐より台風による倒木、倒タケの整備を主に実施。今後もまだまだ必要。
12月末に実施した45個(番号1~45)に加え、10個(E1~E10)のドングリの埋め込みをタケ切り株上部に設置。
最後に、今回で天王山施業10回を終了。来年度も引き続き竹林①②の皆伐、モノレール外側の倒木、 倒タケの整備とタケの皆伐、タケの間伐、竹林②の苗床の拡張と実生ドングリの地植え、埋め込みドングリの 生育の観察,竹林①の幼苗の生育状況の確認等を実施する事をリーダーより報告あり。