大阪教育大学里山整備活動記録

2022年4月15日

  • 天候:晴
  • 参加者:10名

本日の作業予定

  • A地区にて林床調査 : 8人
  • B地区のヒサカキ除伐 : 2人

A地区での林床調査結果

  • 5か所にてノヤマトンボと思われるランの苗を見つけたが、 まだ芽を伸ばし始めた時期である。
  • 先月マーキングしたサクラ苗木14本は再確認できた。
  • 新たに⑮~?までの18本と51~53までの4本の合計22本にマーキングした。 全て3年生ぐらいの  30㎝ほどの苗。
  • D4にあったアオモジ親木を伐採した。後始末は次回の予定。
F6地区のノヤマトンボ2株
F6地区のチゴユリ
スミレ
B地区のウワミズザクラ、花は終わっていた
D4にあったアオモジ親木を伐採した

2022年5月20日

  • 天候:晴
  • 参加者:13名

本日の作業予定

  • A地区にて表示板の取り替え : 7人
    アオモジ、イヌザンショ、クロバイ、イヌツゲの除去
  • B地区のヒサカキ除伐 : 6人

作業の結果

  • A地区での新しい木製の表示板は下図の如く4色に。
 
新しい表示板
  • 2017年9月で終了したA地区40ケ所の木本樹種調査 結果には記載の無い種、2種類を新たに確認した。
     ガンピ、ツルアリドウシ
  • 増えてきたイヌツゲは実生苗でなく、伸びてきた 根から萌芽した栄養繁殖であった。
  • 林床のラン科はB7のノヤマトンボらしきもの1株が伸びて来たが、 F6のそれは成長してない。日照度の違いか?
C1のガンピ
ヤブムラサキ
F6地区のノヤマトンボ2株
 B7のノヤマトンボは成長している
B地区のヒサカキ伐採跡に出てきた複雑な2本の木
2本の木が上の方で一つに繋がってる

2022年7月15日

  • 天候:晴
  • 参加者:13名

本日の作業予定

  • A地区にて
    区画境界の4隅の樹木テーピング、
    アオモジ、イヌザンショ、クロバイ、イヌツゲの除去、
    ササの除去、
    林床の草本調査
  • B地区のヒサカキ除伐

作業の結果

A地区の結果
  • A地区での4隅の樹木マーキングはテープの不足により未実施
  • C7のノヤマトンボ3株のうち、1株だけ開花他の2株は消失していた。
  • C4にコクラン8株が群生、C7にコクラン4株が紫色の花を付けていた。
  • 珍しいキノコが増えて来た。(タマシロオニダケ、マンネンダケの幼菌)
C4のコクラン4株、紫いろの花
C7のオオバノトンボソウの花トンボに似ている
  • 下図の赤丸付近(A地区の中央部付近)でスズメバチの女王1匹と働きバチらしきハチ2匹を見つけました。 巣作りをしていると大変なので、巣が無い事を確認できるまでは中央エリア付近は侵入禁止エリアにします。
B地区の結果

・前回の報告書にあった珍しい2本の木はイヌツゲでした。

B地区のイヌツゲ

・B地区の様子

今まで整備してきたエリアはササが無かったので、
ヒサカキ伐採できれいになった
これから作業する下側のエリアは
背の高いササが繁茂している

2022年10月21日

  • 天候:晴
  • 参加者:13名

本日の作業予定

  • A地区の整備作業
    アオモジ、イヌザンショ、クロバイ、イヌツゲの除去、ササの除去
  • B地区のヒサカキ、ササの除伐

作業の結果

A地区の結果
  • 中央部にて前回見つけたスズメバチは居なかった。午前中は全員でA地区の整備作業を実施した。
  • 動物のフンを見つけた。ノウサギでしょうか?
  • 鉄塔の周辺にてワレモコウが咲いていた。初めてです。
何のフン?
ウスタビガの繭
ワレモコウ
B地区の結果

・今まで整備してきたエリアはササが無かったので、ヒサカキ伐採できれいになったが、 本日作業するエリアは背の高いササが繁茂している。

ササで覆われたエリア
伐採したササの山
伐採したササの除去後
作業後の景観

2023年3月24日

  • 天候:曇り
  • 参加者:10名

本日の作業予定

  • A地区にて雑木(イヌツゲ・イヌザンショウ・アオモジ・クロバイ)、ササ等の伐採

A地区での作業結果

  • 雑木伐採作業は上図の赤丸周辺にて実施した。
  • 1,2月の気温が低かったせいか、野草の芽生えは悪い。林床で見れた野草はスミレだけ。 ランらしき物(写真参照・A5にて)1株発見。
  • A地区でもヤマザクラが開花していた。
  • アカマツの実生苗が増えて来た。今後どうするか?
  • 今後の調査対象のサクラの実生苗木は既に展葉してるのを確認した。次回に全数確認する予定。
  • 山頂の鉄塔近くのアオモジの花は満開であった。
  • B地区の一番奥にあるウワミズザクラは蕾が見えた。
  • 午前中はA地区で雑木伐採を実施、午後はサクラの開花状況を観察して2時頃に解散した。
C5エリアのサクラ⑬
 
ラン or ユリ?(A4)
 
ヤマザクラにしては葉が緑色だが
蜜腺の位置はヤマザクラを示す
咲き始めたヤマザクラの下での作業
コバノミツバツツジが満開

その他

二上山に続く南側の山肌はサクラ満開

付録

作業終了後、有志の3名で高貴時のサクラ開花状況を観察に行った。 高貴時の本堂前の枝垂れ桜は満開に近かった。 サクラ山のヤマザクラは頂上付近が少し開花してるが、全体としては未だ早い。

高貴時サクラ山の現況 : 頂上周辺で一部開花していた