大阪教育大学里山整備活動記録
2021年10月29日
- 天候:晴
- 参加者:17名
本日の作業予定
- 林床調査
- ササ、ヒサカキ、アオモジ苗木等の伐採除去
- サクラ実生苗木の記録
- 新しい整備 予定 地の区画調査
結果
- ユリ科、ラン科の野草は見られなかった。前回の調査から半年がたっており目印に 記入した文字も判読不能 になり場所も特定するのが難し い 。 一方、日当たりのよい場所ではスミレがあちこちで花をつけていた。 コウ ヤボウキ、ヒヨドリバナ、アキノキリンソウ、ツツジの花も見られた。 目についた実生苗はマツ、イヌザンショウ、アオモジ、アカメガシワ、ヌルデなどである。 赤い実の付いた低木はカマツカ 。
- ササ、ヒサカキ、アオモジ、カヤ等の除去を実施した。通路沿いの枯れた樹木3本を危険防止のため伐採し、 E5地区にあった 枯 木 も1本伐採した。
- ヤマザクラの実生は B1地区で1本だけ確認できた。 後は未確認。
- 新しい整備予定地はロープを使って距離等を測り地図上に記録した。鉄塔から一番端の三叉路までの距離は 130 mあった。 今後どのように整備していくか場所の確認と作業内容の確認が必要である。
2021年11月26日
- 天候:晴(小春日和の暖かな日)
- 参加者:16名
本日の作業予定
下記を前回と同じ3班編成で作業実施
- 林床調査
- ササ・ヒサカキ・アオモジ・イヌサンショウ苗木等の伐採除去
- サクラ実生苗木の記録
- 整備予定地の区画調査
結果
- 林床調査結果
- コクランを2か所で確認できた:C‐1地区(近くの木に青テープで表示)及びF‐5地区。両地区とも以前の調査でも確認できている。
- ヤマザクラの実生(15㎝)はE‐4地区で確認できた。
- モチツツジが1輪・2輪と可憐な花をつけていた。
- ネムノキ1本をD‐2とE‐2の境界あたりで確認。ヤブムラサキが可愛い実を付けていた(写真)
- 前回(10月29日)咲いていたコウヤボウキはもう咲き終えていた。
- 伐採対象外で多い実生苗はクサギ、ヌルデ等。また、蔓性植物も多く伐採木に絡みついていた。
- 不明を2種確認した(うち1種写真不明1 周りの低木に青テープで標識)
- 対象苗木の伐採除去を実施した(作業前・後の写真、ササはなかなか大変で根気が必要) 全体の地区にアオモジ・イヌサンショウは多くあり大きなものもある。 イヌサンショウはトゲがきつく気を付けて伐採除去。 ヌルデ、クサギも適度に伐採した。クサギは名の通り臭い! E‐5地区の枯れたコナラの枝が落ちそうで、下草刈り作業に危険と判断したので伐倒した(写真)
- 整備予定地は、前回鉄塔近くのトレイルを標識1とし、三差路を14とし青テープで表示。 1間隔は10mとした。今回は、鉄塔からトレイルの左方向に範囲を広げて同様の青テープで標を付けた。
作業状況
2022年3月25日
- 天候:晴
- 参加者:12名
本日の作業予定
- A地区にて林床調査
- B地区のヒサカキ除伐
結果
- A地区での林床調査結果
- 2022年1月~3月は2021年の同時期と比べて気温が低く、樹木の展葉、野草の芽生えが遅く、 ラン科、ユリ科はコクラン以外は見つからず、野草はスミレだけでした。
- サクラは2年~3年生の苗木14本を見つけマーキングした、樹高は10㎝~30㎝。 2m弱に育ったサクラの苗木を2本見つけマーキングした。
- アオモジ、イヌザンショウに続き、マツとクロモジの実生が増え、イニツゲが繁茂しだした。
- B地区はヒサカキの除伐を実施した
- B地区において鉄塔の近くから10m毎に区画を定めてヒサカキを除伐した。伐採したヒサカキは区画境界に積み上げた。
- 一見したところ、B地区に於いてはヒサカキが圧倒的に多く、樹種数がA地区の様に多くない 。 貧弱な林相で、コナラとサクラだけが目に付いた。ヒサカキの除伐が済んだら、樹種調査をする予定。