開講式では代表から歓迎の挨拶があり、クラブ員とリーダーたちの自己紹介のあと、今年度のチャレコンや発明くふう展への取り組みについて話がありました。
当クラブでは皆さんに発明くふう展への応募をすすめるとともに、作品作りに向けたアドバイスも行っていきます。チャレコンは残念ながら今年度も中止が決まっていますが、
夏休みに講座とは別に「からくり」の講習会を実施する計画をしています。みなさんふるって参加してください。
説明のあと全員で記念撮影をしました。
開講のあいさつ |
自己紹介をしました |
全員で記念写真 |
今年度最初の講座は、「紙ゼンマイカーの製作」です。最初にリーダーからゼンマイなどの話がありました。その後、厚紙から車台を切り取り、残った紙からコンパスカッターで車輪を切り出しました。 車台にストローを2本貼り付け軸受けにし、その中に竹串をとおし、両端に車輪を貼り付けました。いっぽうの車軸には薄いチラシを1cm幅に切ったもを貼り付けゼンマイにします。 車輪をまわしてゼンマイを巻き、戻る力で車輪を回します。完成した車を走らせてうまくいかない点を改良しました。 車輪の大きさを変えたり、2枚のチラシをつないで1本の長いゼンマイにしたり、軸の2か所にチラシを巻いて2つのゼンマイにしたり、 あるいは前輪を1個にしたりなど、みんないろいろ工夫をしました。なお、最長の走行距離は、4.63mでした。
紙ゼンマイってなに? |
まず車輪を切り抜きます |
車軸に紙のゼンマイを巻きつけて |
完成間近 |
何m走るかな? |
いろいろな車ができました |
今月のテーマは、「飛ばして遊ぼう(紙トンボ博士になろう!)」です。リーダーから紙トンボに関するいろいろな問題が出て、
それに対して皆がどう考えるかを発表し、それを実験で確かめるやり方で講座が進められました。
その後、2種類の紙トンボを作り、飛ばしてみました。紙トンボ博士になるため、羽根の形を替えたり、
飛ばし方を考えたりして紙トンボの研究もしました。最後に発表会で考えた結果を発表し、飛ばして見せあいました。
紙トンボの紙を接着する接着剤が乾く間の時間を利用して「着地猫」も作り実験もしました。
問題を考え結果を実験で確認 |
紙トンボのはねを切り出し |
竹ぐしを通す穴を開けます |
接着剤を乾かす間に着地猫も作り、実験しました |
発表会で飛ばして見せました |
今回もユニークな作品が完成 |
今月のテーマは、「からくり工作」(1)です。今回は、配られた部品を使い、車輪の回る力で動かす「からくり」を作ります。 工作の前に、リーダーからクランク、リンク、傘歯車などの仕組みの説明がありました。 今月は、「仲良しことり」、「登る〇〇」、「回転釣り堀」の3種類の「からくり」のうち、各自好きなものを選んで作ります。 選んだ「からくり」ごとにグループに分かれて工作しました。初めての部品を使った工作でいろいろ苦労しましたが、 時間までに完成し、発表会で作った「からくり」を動かして見せあいました。実際に工作して動かしてみると、 からくりがどんな仕組みで動いているかよく分かったのではないかと思います。
3グループに分かれて工作 |
「仲良しことり」制作中 |
「登る〇〇」制作中 |
「回転釣り堀」制作中/td> | 発表会で動かして見せました |
完成した3種類の作品 |
今月のテーマは、「からくり工作」(2)です。今月はいよいよ自分で考えた「からくり」を作ります。リーダーの作品などを参考に、作る作品を考えます。 参考にする作品の仕組みもよく観察します。その後、実際に作る作品の図を描き、それにしたがって工作をしました。 最初考えたとおりにはいかず、いろいろ改善しながら作品を完成させました。完成した作品は、発表会で動かして見せました。 むずかしい点もあったと思いますが、どんな「からくり」をつくるか、最初から考えて、いろいろ改良しながら作品を作るのはいい体験になったと思います。
リーダーの作品も参考に 作る作品の構想をねります |
からくりの仕組みもよく観察 |
作るからくりの図を描きます |
制作中 |
発表会で「回転ずし」を実演 |
完成した作品 |
今月は、おもりを動力に使って針を動かす仕組みの時計を作りました。リーダーの、時計の歴史や時計の仕組みの説明のあと工作を開始しました。 工作では、あらかじめ穴やしるしのついたペットボトルに、必要な部品を組み込んでいきます。 「まさつ車」、「がんぎ車」など回転する軸を取り付ける穴は、軽く回るよう丸ヤスリで調整しました。取付が終わったら糸を、決められた経路に通していきます。 最後に「棒テンプ」をぶら下げて完成です。糸の端におもりを取付て、テンプの位置を調整すると時計がカチカチと回り出しました。 細かな作業が多く、部品の取り付けや糸とおしに苦労しましたが、完成して動き出すとみんな喜んでくれました。 実際に時計が動いているのを見ると仕組みもよくわかったことと思います。
リーダーの説明 |
軸の通る穴の大きさ調整 |
「がんぎ車」の加工中 |
組み立てもほぼ完了 |
最難関の糸通し |
しかけ時計完成! |
今月は大阪城公園に出かけ、自然観察と自然の物を使った工作をしました。自然観察ではリーダーの説明を聞き、葉っぱや実の様子を観察しました。 観察の途中には落ちている葉や実を集めました。それが終わったら、集めた葉や実を紙に貼り付け何の木のものか同定し紙に記入し、各班ごとに発表しました。 工作ではリーダーがあらかじめ集めておいたドングリなどの木の実や木の枝、木切れなどを使って自由工作をしました。今回も実にユニークな作品を作ってくれました。 身近な場所にもいろいろな植物があり、それぞれ特徴を持っていることを知って自然に興味を持ってくれればいいなあと思いました。
観察風景 |
木の実や葉っぱも拾います |
拾った実や葉を紙に貼り付けて |
同定結果の発表 |
工作風景 |
ユニークな作品群 |
今月は初めての電子工作です。テーマは「光通信」。リーダーから光通信に関する話を聞いたあと、今回の装置に使うメロディIC、圧電スピーカ、トランジスタなどを使い、 いろいろな実験をしました。それが済むといよいよ工作です。受信装置は、あらかじめリーダーが作っておいてくれたので送信装置だけを作りました。初めて半田ごてを使ったクラブ員もいましたが 全員完成させました。リーダーから配られた光ファイバーで送信装置と受信装置をつなぎ、電源を入れると、送信装置のメロディICで発生させた音楽が、光ファイバーの中を通ってきて、受信装置で鳴りだし、 あちこちで”ヤッタ”という声が起こりました。いろいろむずかしかったけれど楽しかったという感想が多かったです。クラブ員が今後も電子工作に取り組んでくれることを期待しています。
光通信の授業 |
使用部品を使った実験 |
初めてのはんだ付け |
指導員が回路をチェック |
「光信号がチューブの中の光ファイバーの中を通ります」 |
完成した光通信装置 |
12月のテーマは走馬灯です。暖められた空気がどうなるかの実験から講座が始まりました。その後走馬灯の作り方の説明があり、それに従って工作をしました。 最初は回転筒を支える支柱を針金で作りました。次に上昇気流を受けて回転する羽車を作り、回転筒に取り付けました。回転筒が完成したら電球の熱で回転筒が回るように いろいろ調整しました。うまく回転することを確認した後いよいよ回転筒に好きな絵を描きました。クリスマスにちなんだ絵を描いた人が多かったようです。 最後に絵を映すスクリーンを作って完成です。回転筒の中の空気が温まると回転筒が回り出し、スクリーンに動く絵が映し出されました。 工作の後、教室の電気を消してみんなの作品を見て回りました。今年最後の楽しい工作でした。
温まった空気はどうなる? |
羽根をカッターで切り取る |
うまく回るかな? |
回転筒に得意の絵を描きます |
完成した作品を見て回りました |
映し出された絵が回って見える! |
今月はスクラッチーノというアプリを使って、パソコンからLEDとサーボモーターを動かすプログラムを作りました。最初にLEDの点滅方法や サーボモーターの動かし方を練習しました。それから、サーボモーターに貼り付けた絵を「むすんでひらいて」の歌に合わせて回転させるプログラムを作りました。 最後に簡単な踏切の模型を作って、警報灯、警報音と遮断機を動かすプログラムを考えて作りました。みんな学校などでスクラッチをやっているせいか比較的スムーズに進み、 プログラムが完成しうまく動くと喜んでくれました。
今日のテーマはプログラミング |
思ったのとチョット違う? |
プログラム作成中 |
講座の様子 |
むすんでひらいて♪ |
踏切完成! |
1月に引き続き今月もプログラミングの講座がありました。今月は新たにCDSセルを使い明るさをはかるプログラムを練習し、それを利用して
照度計や街灯(暗くなったらLED点灯)のプログラムを作りました。ちょっと難しい点もありましたが、なんとか完成しました。
電子工作では、LED,CDSセルとトランジスタを使ったミニ街灯を作りました。小さな基盤のはんだ付けはたいへんでしたが全員完成させました。
何人かはオリジナルのシェードの絵を描きました。CDSセルを手で覆って暗くするとLEDが点灯し、みんな喜んでくれました。はんだ付けが楽しかったという意見もありました。
CDSの使い方の説明を聞きます |
明るさに応じて針が動くかな? |
正しいはんだ付け方法説明 |
緊張のはんだ付け |
完成間近 |
完成したミニ街灯 |
いよいよ今年度最後の講座です。今回は「コロコロブーメラン」を作りました。ペットボトルを切って筒にし、両端には牛乳パックと段ボールで作った車輪を取り付けます。
車輪の間に電池の重りを付けた輪ゴムを通して完成です。机の上を転がすと、手元に戻ってきます。最後にみんなの作品を転がして見せあいました。
Sリーダーが作ってくれた特性のトースカンやサークルカッターのおかげで正確に工作ができました。
講座の最後に簡単な閉講式をしました。代表のあいさつ、クラブ員の感想、リーダーたちの感想を聞いて今年度最後の講座を締めくくりました。
「正確に工作します」 |
ペットボトルに切断線を描く |
特性のカッターで車輪を切り取り |
戻ってくるかな? |
完成した作品 |
閉講のあいさつ |