観察会記録(2025年12月度)

森林文化のホームページへ

滝坂の道から春日山原始林・若草山へ

観察会 : 2025(令和7年)年12月27日(金) 時間 : 10時00分〜14時30分 天候 :薄曇り
コース : (集合)JR奈良駅 →(バス)→ 砕石町バス停 → 「滝坂の道」 → 寝仏・夕日観音・
       朝日観音 → 東屋・トイレ・首切り地蔵 → 奈良奥山道路 → 若草山 → 春日山遊歩道 →
       春日大社分岐(解散) → 近鉄奈良駅・JR奈良駅

コースタイム :10:22砕石町バス停→「滝坂の道」→ 11:25東屋・トイレ・首切り地蔵・昼食12:10
       → 奈良奥山道路 →若草山14:00 → 春日山遊歩道 → 14:30春日大社分岐解散
       →15:00近鉄奈良駅

参加者 : 13名


<観察会概要>
 JR奈良駅に13名集合後、奈良交通バスで駅を出発し、砕石町バス停で降りて、すぐ左の道を登る。住宅街を抜けると、広場の左に白乳神社がある。神社を抜けると、山道に入る。
バス停からスグ左折 白乳神社 山道に入る
 川を左に見ながら、川沿いの道を上っていくと、すぐに、対岸に「寝仏」がある。さらに夕日観音と朝日観音と続いている。
寝仏 夕日観音 朝日観音
 朝日観音の看板には、「これは早朝高円山の頂からさし昇る朝日に真っ先に照らされてることから名付けられたもので、実際には観音ではなく中央は弥勒仏、左右は地蔵仏で、この石像には文永2年(1265年)の銘があり、鎌倉時代の石彫の代表的なもので、この下の夕日観音と同じ作者と思われます」と紹介されている。首切地蔵は、「鎌倉時代の作であるこの地蔵には、荒木又右衛門に試し斬りされたという伝説がある(なら旅ネット)」と紹介されている。
直径1mを越える樹木1 直径1mを越える樹木2 休憩所で昼食
途中の休憩所で昼食後、12時10分出発。途中、大きな石盤に「世界遺産 春日山原始林」の表示があった。世界遺産の春日山原始林は、標高448m、面積約250haの広さがあり、「古来春日大社の神山として信仰の場であったため、ほとんど斧をいれず、9世紀頃には禁伐令が出されるなど積極的な保護がなされて原始性を保ってきた。うっそうと繁茂した巨木の林相は、常緑広葉樹(カシ・シイ類)を主とした暖帯林を代表とし暖地性の蔓性植物(フジ、カギカズラ)やシダ植物(ウラジロ・イワヒメワラビ)の種も多く、また温帯性、寒帯性の樹木を混生し、800余種からなる多様な植物社会が形成されています。そして、昆虫、鳥類の動物も豊富に生息しています」と紹介されている。春日山原始林は、市近郊に接し原始性と特異な林相、学術的価値の高いことから、大正13年12月9日天然記念物に指定、昭和30年2月15日特別天然記念物に指定され保護されている。春日山原始林は、16世紀に豊臣秀吉による約1万本のスギ植栽や歴史上数回にわたる台風被害により、壊滅的な被害を受け早期回復を図るため、在来種により補填するなど、ある程度人工の手が加えられてきた経緯があるそうです。この原始林を横に見ながら、若草山に向かう。
 
  


石盤の標示「世界遺産・春日山原始林」
 若草山には、4世紀末から5世紀初頭の築造と考えられている国指定史蹟・鶯塚古墳がある。清少納言の「枕草子」にある「うぐいすの陵」がこの古墳にあたるといわれ、古墳の名前もこれに由来している。
国指定史跡・鶯塚古墳  若草山山頂で
 若草山で全員写真を撮り、奈良公園横を通って奈良駅に向う。2時30分頃駅に到着し、観察会終了。
(出典:奈良人)
コース:破石町バス停 → 夕日観音 → 朝日観音 → 首切地蔵 → 奈良奥山ドライブウェイ
    → 花山地蔵の背 → 若草山山頂

このページのトップへ