観察会 : 2023(令和5年)年3月10日(金) 時間 : 10時00分〜15時20分 天 候 : 晴れ
コース : 仁川駅→関学構内古墳→上ケ原用水路→地すべり資料館→東六甲石丁場跡→レストハウス→展望台
→愛の像→環境学習センター→神呪寺→北山貯水池→北山緑化植物園
コース・タイム :
仁川駅10:10→関学構内古墳10:20→上ケ原用水路10:25→地すべり資料館10:35
→東六甲石丁場跡11:30→レストハウス11:50→12:25愛の像(昼食)13:00→
環境学習センター13:10→神呪寺13:40→北山貯水池14:00→北山緑化植物園14:35→
園内見学後15:20解散
参加者 : 15名
<観察会概要>
仁川駅から仁川の右岸に沿って関学構内の古墳に向かう。このあたりの上ケ原台地は、大阪層群の上に段丘礫層が薄く被覆して、仁川の造った古い扇状地が上昇してできた段丘と考えられ、仁川渓谷は、上ケ原台地の隆起(六甲山地の上昇)と共に仁川の浸食が起こった珍しいV字谷で、平野部との間はほとんど急崖になっている。上ケ原には6,7世紀頃の古墳時代後期の古墳群が分布していて、使用された石材は仁川渓谷の花崗岩で、金環などの装飾品、武具、馬具、須恵器などが発掘された。古墳のすぐ近くに上ヶ原用水路が流れ、この水路は江戸時代の初め、台地の開発に仁川の水を利用するために開削され、上ヶ原新田、神呪、門戸
3村の田に供給されたとの事。ここから浄水場の横を通って地すべり資料館へ。この資料館は阪神・淡路大震災によって、西宮市甲山の阪神水道企業団甲山事業所がある北斜面で大規模な地すべりが発生、被害状況と土砂災害の恐ろしさ、災害対策の仕組みなどを学べる施設として開館された。
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