観察会記録(2022年1月度)
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袴腰山・立木山から立木観音

観察会 : 2022(令和4年)年1月7日(金)   時間 : 9時00分〜13時45分
                                     
天 候 : 曇り時々雪

コース :  JR石山駅→南郷中学校前バス停→袴腰山→見晴台→立木山(昼食)→立木観音
      →北参道→南郷バス停(解散)
       
コース・タイム :
        9:17JR石山駅発→9:45南郷中学校前→9:55湖南変電所横着→10:05湖南変電所横発
      →11:00袴腰山→11:20見晴台→12:00立木山(昼食)→12:25立木山発→12:35立木観音
      →12:55立木観音北参道→13:45南郷バス停着(解散)

参加者 : 13名




「観察会概要」

 コロナ騒ぎで明け暮れした昨年であった、年が明け、令和4年の初観察会は、袴腰山から立木山、立木観音を巡るコース。JR石山駅に集合し、バス乗車で登山口の近くに向かう。バス停から少し歩いて湖南変電所横で準備体操。



ウォーミングアップ中
湖南変電所と袴腰山







ソヨゴとシダ類 サルノコシカケ 落ち葉の中
 コシダやウラジロなどシダ類の繁茂する登山口から袴腰山へ、クヌギやコナラ、朴葉の混ざった落ち葉を踏みしめて袴腰山頂(391m)に到着。

 眺望のきかない山頂を後にして見晴台へ、見晴台からの展望は生憎の曇天で良くない、ここで昼食を摂る予定であったが、少々早いので昼食の場所を立木山に変更。

 見晴台から立木山に向かう中程にある鞍部の所で彼方此方に散らばった柿の種と塊粒のつながりが特徴のイノシシの糞が・・・・・。暫く樹林の中を歩いて立木山頂到着。

見晴台から琵琶湖方向を望む


イノシシの糞


立木山山頂

三等三角点 305.6m
 昼食を終え山路から離れて参道に入り立木観音に詣でる。奥の院と本堂を巡る。奥の院は立木山をお護りしている道了権現大菩薩が祀られ、奥之院までの参拝順路をお参りすることで、さらに厄除けのご加護を受けられる。 本堂の厨子に弘法大師が立木に刻まれた聖観世音菩薩、またその余木で彫ったとされる広目天・多聞天・地蔵尊・弘法大師像がお祀りされている。 お参りの際は本堂正面と裏に廻り観音様を拝むとの事。
 平安時代前期、瀬田川の対岸に光り輝く霊木を発見した弘法大師が、急流のため渡れないでいると、突然白い鹿が現れて弘法大師を背中に乗せて岩の上を跳んで渡ってくれた。このことから、この地は「鹿跳」と呼ばれる。川を渡って霊木の前まで来ると白い鹿は観世音菩薩に姿を変えた。観世音菩薩が導いてくれたことに感激した弘法大師は、立木に等身大の観音像を刻み、建立したのがこの寺であるといわれる。
 長く急な石段を登ると境内がある。弘法大師が観音像を刻んだのが厄年の42歳であったといわれることから、古くから立木観音は厄よけ観音として広く親 しまれている。
 境内を離れ参拝路石段(800段)横に延びた北参道をバス停がある南郷洗堰ちかくまで歩き解散 、曇天で霙や雪が時々降る冬空の一時であった。

バス停近くの参拝路
足跡図 歩行距離約8.9km

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