合宿研修会記録(2021年10月度)
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岐阜県・天生湿原と三方岩岳紅葉観察
観察会 : 2021(令和3年)年10月14日(木)〜15日(金) 時間 : 集合10/14 7時15分 解散10/15 19時05分 天 候 : 10/14晴れ 10/15晴れ コース : 14日 大阪梅田→名神・東海北陸道→ひるがの高原SA→白川郷IC→ホワイトロード→ 三方岩岳駐車場→三方岩岳最高点→三方岩岳駐車場→ホテル季古里 15日 ホテル季古里→天生峠→天生湿原北側分岐→天生湿原→天生湿原南側分岐→当尾の里散策 →カラ谷分岐→水平分岐→籾糠分岐→籾糠山山頂→籾糠分岐→カラ谷分岐→天生湿原南側分岐 →天生湿原→天生峠→白川郷IC→大阪梅田 コース・タイム : 14日 7:15大阪梅田→10:40ひるがの高原SA→12:30三方岩岳駐車場→13:20三方岩岳最高点→ 14:40三方岩岳駐車場→ホテル季古里 15日 7:25ホテル季古里→8:25天生峠→9:05天生湿原北側分岐→9:15天生湿原南側分岐→ 9:40カラ谷分岐→10:00水平分岐→10:30籾糠分岐→10:55籾糠山山頂→11:15昼食1680m付近 →籾糠分岐→12:10水平分岐→13:00カラ谷分岐→13:35天生峠→白川郷IC→19:05大阪梅田 参加者 : 15名 |
【観察会の概要】 10/14日 梅田を出発し豊中インターから名神、東海北陸自動車道と乗り継ぎ、三方岩岳登山口のある駐車場に向かう。ひるがの高原で少し早めの昼食と明日の食料確保。最後の長いトンネル(あす登る籾糠山を貫く、延長約 10.7km の長大な道路トンネルで、岐阜県の飛騨市と大野郡白川村との間にある東海北陸自動車道のトンネル。道路トンネルとしては日本国内3位、世界12位の長さ。工事開始時には、上を通る天生峠から名前をとって天生トンネルという名称がついていたが、同じ飛騨地方にある安房トンネルと紛らわしいとの指摘があり、工事開始後に異例の飛騨トンネルに改名された)の飛騨トンネルを抜けると白川郷 IC、ここからホワイトロードを通って三方岩岳駐車場へ到着。 |
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三方岩岳駐車場 |
駐車場から登山道を三方岩岳山頂へ、赤い実を附けたナナカマド、ブナやダケカンバの原生林を歩く。この三方岩岳を通って白山に至る白山北縦走路は、かつて白山信仰が栄えた頃、修験者が越中や加賀からやってきた「禅定道」のひとつ。山頂部に三方向(飛騨国=岐阜県、加賀国=石川県、越中国=富山県)に向いている岩があることが名の由来となった岩峰。 | ||
シャクナゲや赤く実を付けた草花 |
三方岩岳(飛騨岩)最高点 山頂からの帰路、爽やかな空の下、 加賀岩で記念写真、今日の宿、飛騨 「季古里」に向かう。 |
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三方岩岳(加賀岩)にて |
三方岩岳足跡図 歩行距離 約2.8km |
10/15日 宿から県道75号線沿いにある高さ119mのロックフィル式ダム(一級河川の神通川水系、 小鳥川にある関西電力の発電用ダム。また神通川は岐阜県の川上岳1626mに端を発し、富山湾に注ぐ川)がある下小鳥ダム湖畔を通り国道360号線に合流、天生峠へ。岐阜県飛騨市から大野郡白川村を結ぶ天生峠区間は、例年11月から翌年5月又は6月まで冬季閉鎖が実施される。この区間は豪雪地帯で、雪解けと共に道路の破損箇所やガードレールなどの破損箇所の補修工事が行われるため、閉鎖期間がさらに延長されることが多い。そのため、1年のうちで実質2カ月間しか通行できない事もある。 本日の目的地がある出発起点の天生峠(1289m)駐車場に着く。ここはミズバショウ、ワタスゲ等の湿生植物が生育する高層湿原を中心に、その周囲のブナを主体とする天然林を観察するために天生自然観察教育林として指定されている。 準備体操を済ませ、緩やかな坂道を登り湿原入口の獣除けゲートや木道、カラ谷、木平、籾糠など其々の分岐点を通過、最後の急登で籾糠山山頂に到着。 |
籾糠山足跡図 歩行距離 約9.1km |
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駐車場にて準備体操 | ||
熊よけの鐘 獣除けゲート | ||
紅葉の湿原 | ||
ブナの道 | カツラの木 |
水平分岐 | 籾糠分岐 | ガマズミの実 |
ユキザサ | 籾糠山山頂 1744m |
北アルプスの山々 |
晴天で昨日に続き今日も北アルプスの剣や槍、穂高の連峰 、御嶽等が見渡せる。狭い山頂なので少し下ったコルにあるベンチで昼食、紅葉を楽しみながら往路を峠まで下山 。 登った籾糠山の長い飛騨 トンネルを抜けて帰阪する。 少々時間に追われたような気もするが、両日とも幸い好天に恵まれ素晴らしい秋の一時を過ごす事ができた。 |
ブナシメジなどキノコの数々 |