観察会記録(2021年6月度)
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夜叉ケ池 日帰りバスツアー
観察会 : 2021(令和3年)年6月25日(金) 時間 : 7時15分〜19時20分 天 候 : 曇一時雨 コース : 梅田→北陸自動車道(木の本IC)→国道365号線→広野ダム→登山口→トチノキ巨木 →夜叉ケ池→トチノキ巨木→登山口→広野ダム→国道365号線→北陸自動車道(今庄IC) →梅田 コース・タイム : 梅田発(7:15)→登山口駐車場(10:35着→10:50発)→夜叉滝(11:15)→トチノキ巨木 (11:25)→夜叉ケ池(13:15着 昼食・散策)→夜叉ケ池・下山開始(13:50)→ 登山口駐車場(15:20着)→今庄IC経由梅田着(19:20) 参加者 : 14名 |
観察会概要 コロナの緊急事態宣言が蔓延防止等重点措置へ移行し休校が解かれ活動再開、初回の活動は観察会。バス利用で夜叉ヶ池へ、福井の日野川上流にある広野ダム堰堤を通り岩谷川に入り大桂の木(根回り14m、樹高32m、樹齢400 年)がある目的地の登山口につく。泉鏡花の幽幻伝説、夜叉ヶ池の碑のある前で準備体操。 |
オオカツラ | 体をほぐす | 夜叉竜神社鳥居 |
パラパラと雨が、数分で止んだので晴れるのを期待して鳥居を通り貫けて山道に入る。藪中の切り株にカワラタケが、夜叉滝が沢筋に見渡せる地点までにヤマボウシ、コアジサイ、ヤマアジサイ等が彼方此方に咲いている。 |
カワラタケ | ヤマボウシ | コアジサイ | ヤマアジサイ |
トチノキの巨木、ブナ林、シャクナゲ、ナナカマドや草花を観察しつつ池に到着。 |
夜叉滝 | ウリノキ | ササユリ |
トチノキ巨木 | イチヤクソウ | ブナ林 |
シャクナゲ | クマノミズキ | ナナカマド | ウツギ |
サワフタギ |
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モリアオカエル卵塊 |
池の周囲にはヤマボウシ、サワフタギ、木にはモリアオカエルの卵塊が見える。この池には国内希少野生動植物種(絶滅危惧TA種)に指定されている「ヤシャゲンゴロウ」
が生息し、世界で生息地はこの「夜叉ヶ池」だけという事で、環境を守るため夜叉ヶ池を含む周囲の森林16ヘクタールは、林野庁が「夜叉ヶ池水生昆虫生息地保護林」に指定
。 昼食後に夜叉姫祀碑前の木道を通って、すぐ上の夜叉峠へ、眼前には夜叉壁と種々な花々が。時間の余裕もなく帰路につく。 |
夜叉姫祀碑 | イブキトラノオ | アザミ | モミジカラマツ |
ニッコウキスゲ | 夜叉壁 | 帰路 |
ツルアジサイ |
キツネフリ |
登路で見落としたキツネフリとブナの木に巻きついたツルアジサイが咲いていた、幸い青空も見え天候も悪化せずバスの待つ登山口に帰着。 夜叉ヶ池からすぐの稜線の鞍部斜面は、ニッコウキスゲの群生で有名だが、各種レポートを調べても今年は不作のようで、下降してきて、すれ違った我々と同じ14名のグループ(石川県から来た労山加盟で金沢ハイキングクラブ)の山行報告書にも少ないと記載されていた。久しぶりの野外活動で爽やかなひと時を過ごす事が出来た。 |
足跡図(歩行距離 約7.5km) |