水生生物科イベント実施記録 作成:8月28日 浜嶋 Ǒ 淀川の十三干潟水生生物観察 Ǒ 実施日 平成19年8月25日(土) 10:00〜16:00 (水生生物科担当 13:00〜16:00) イベント内容 テーマ : 「干潟で楽しもう(シジミ採りほか)」 内容 : 淀川の水生生物全般の解説と採集した生物の同定・解説 主催 : 国土交通省・河川環境管理財団 受託 :シニア自然大学淀川の自然を楽しむ会プロジェクト 参加者数 一般市民公募による参加 104名 (内 小学生以下 約20名) 講師 大阪市水道記念館課長 横山達也さま) スタッフ 河川環境財団 4名 プロジェクト 8名 (責任者 淀川の自然を楽しむ会 川野晴雄氏) 水生生物科 6名(山本、林、渡辺、市村、田中、責任者 浜嶋) 水生生物科参加の意義 ・シニア自然大学の地域活動、水辺観察イベント支援 ・十三干潟を舞台として、干潟の役割の大きさを伝える ・川遊びの楽しさ、水生生物の観察の面白さを伝える 実施状況 ・イベント開始前に水生生物科員は、水生生物を予め採取した ・参加者は、午前中は水道記念館で、横山課長の講義を受けた。 ・十三干潟についての概要と干潟観察の注意事項説明 ・干潮11:27なので、開始時12:30ではすでに満ち始めていた。 ・参加者は小型のクマデ、タモアミで、シジミ取り・魚捕りで楽しんだ。 ・シマイサキ、コトヒキ、コチ、ギマといった、南日本以南沿岸生息の珍しい魚を採取した。 ・ギマは午前の講義で、横山課長から、「もし採取できたら、ラッキーだ」との話があった。 ・さらに、かつて淀川では採取された記録がなく、横山課長も調査したいという新種を採取した。 ・水生生物科員は魚捕り指導、投網の実演などで支援した ・採取した干潟の水生生物を同定して、特徴などの説明を加えた。 ・身近に残された自然環境を残していく大切さを訴えて、締めくくった。 参加者の感想 ・パドの募集を見て家族で参加したが、こんなに淀川の自然が素晴らしいとは思わなかった。 ・シジミがこんなに沢山とれて、うれしかった。 ・講座生仲間と参加したが、淀川では過去に記録されない新種に遭遇できたのはラッキー。 ・初めて見る魚の種類が多かった。たのしかった。 評価・反省 ・参加者103名であったが、適当に分散してシジミ取りに熱中、満足できたとの反応があった。 ・参加者が多くても満足して貰えたのは、成功といえる。 ・亜熱帯の魚を捕獲したが、このことで十三干潟が温暖化現象と結びつけるのは早計ではあるが、 何らかの兆候と考えてもよいのでは? ・横山課長に、魚類同定作業のアドバイスを受けたので安心出来た。今後、過去に遭遇しなかったような水生生物に 出会うかもしれまい。 生物の特徴を認識しておく必要あり。 ・どうしても持ち帰りたい子供への対応をしっかりとできるようにしておきたい。
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