研究部 水生生物科 市村浅子 菊池洋子 |
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3月28日:大和川から水草についた卵を持ち帰る |
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4月11日:水槽の中に小さな魚を見つける 体長5ミリ 5月12日:体長10ミリ 餌はメダカの餌を細かくしたもの |
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6月10日:体長17ミリ コイ? フナ? 7月29日:体長25ミリ ギンブナ? 9月10日:体長40ミリ 口ひげを確認 |
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9月末:口ひげがありコイと同定 11月26日:体長60ミリ |
【コイについて】 一般に1年で12〜16p、2年で25p、4年で35p 雄は満2年、雌は3年で成熟します。 20年ほど生きる。 【感想】 こんな小さな卵から命が生まれる、感動でした。 日に日に大きくなる魚を見るのは楽しみでした。 今も家の水槽で元気に泳ぎ回っています。 あんまり大きくなったらどうしよう・・。 |
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ヤゴを飼うのは初めてでした。トンボと言ったらアカトンボくらいしか頭に浮かんでこない状態で飼育も手探りでした。それでも、ヤゴは丈夫で次々と羽化が始まりました。羽化の最中はグロテスクです。でも羽根が伸びきり開いた瞬間は何物にも変えがたい嬉しい瞬間です。飼育していると色々疑問や驚きが湧いてきました。それをクイズにしてみました。出題は新井裕さんのトンボの不思議の本から出しました。 |
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@はい:貧相ですがある。 トンボには触覚がある。 |
Aトンボには耳がある。 いいえ:臭いや音を感知するのは触覚 |
Bヤゴには鰓がある。 はい:カワトンボなどは尾鰓に ヤンマなどは直腸の内壁にある |
Cシオカラトンボとムギワラトンボは別種 いいえ:ムギワラトンボはシオカラトンボの雌の別称 |
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D外国から海を渡ってくるものがいる はい:ウスバキトンボなど |
E日本で見られるトンボは約50種 いいえ:約200種 |
F日本には世界一小さいトンボがいる はい:ハッチョウトンボで2p位です |
G海の中で暮らすヤゴがいる いいえ:しかし汽水域では ヒヌマイトトンボが発見されています |
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H成虫で冬を越すものがいる。 はい:オツネントンボ、ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボ |
Iヤゴは春に孵化し夏に羽化する。 いいえ:ヤゴの生育期間は種により 差がある、1か月から6,7年まで |
Jトンボはすべて水中に卵を産む。 いいえ:岸辺の樹木に産卵するものや朽木などに産卵するものがいる |
K縄張りを持つトンボがいる。 はい:縄張りを持つトンボがいます。 シオカラトンボは数十平方メートル |
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日常よく目にするトンボですが意外と知らないことや驚きがありました。たとえば複眼ということは知っていましたが複眼がどういうものか? 飼ってみて、羽化させて写真に撮って初めてへぇ〜こうなってるんだと知りました。それと凄い毛深いんですね!トンボってすべすべのイメージがあったのですが意外でした。皆さんも矢後を飼ってみませんか?大きな感動に出会えると思います。 |
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