観察会記録(2016年 7月度)

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「びわこ文化公園 」と「龍谷の森」見学

観察日:平成28年7月29日(金)  時間:6時間15分  天候:晴れ

コース JR 瀬田駅→ びわこ文化公園 →滋賀県立近代美術館 (バーナド・リーチ展鑑賞 )→「製鉄遺跡」等見学
    →龍谷大学瀬田学舎 →「龍谷の森」見学 →龍谷大学瀬田学舎 →JR 瀬田駅

参加者:20名

コースタイム:
       10:00「JR 瀬田駅」集合 →10:15バス出発 →10:30バス停 「文化ゾーン」着
       →10:40 「県立美術館 」(鑑賞後全体記念撮影)→ 11:55公園内 「四阿」で昼食 →13:00 「龍谷大学7号館」
       →13:20 「龍谷の森」見学 →15:55 「龍谷大学7号館」に戻る →16:15解散 →バスにて「JR 瀬田駅」に向かう
「観察会概要」

 JRは遅れ気味だったが全員揃って10:15 発のバスで「びわこ文化公園」(約43ha)内の「滋賀県立近代美術館」に向かう。
 美術館では学芸員の説明を受けたあと、生誕130 年のバーナード・リーチ(英国人・来日15 回の親日家、勲二等瑞宝章受章)の作品を鑑賞。交友のあった柳宗悦(やなぎむねよし)によって創設された日本民藝館所蔵の多くの陶芸作品を中心に銅版画(エッチング)や柳宗悦との往復書簡などが展示されていた。大津出身の日本画家「小倉遊亀」の絵も含めて一時間ほど鑑賞する。
 学芸員の方が説明されたバーナード・リーチが掲げる三つの美の理想「中国の形・朝鮮の線・日本の色」が印象的だった。(作品は撮影禁止でした)
 美術館前で集合写真を一枚。
鑑賞後、 公園内の日本庭園や 製鉄遺跡を見学 。四阿で昼食。
 昼食後、龍谷大学7号館に行き理工学部環境ソリューション科実験助手「林珠乃博士」 (里山学研究センター・博士員でもある)の説明を受け 、龍谷大学瀬田隣接地「龍谷の森」 (38.89ha,中心標高 140.67m)を2時間半かけて見学。
 小面積皆伐エリアは、カシノナガキクイムシが好きな大きなコナラが増えてきたので若返らせるために皆伐し3年目になる。コナラが育つように管理されている。また、アカマツ林もあり綺麗になればマツタケができると学生にハッパをかけている?
 ナラ枯れの後に生えてくると言われるカエンタケや玉虫も発見。
       間伐地見学


森観察用の足場組みに登らせてもらう。さすがに高く (25m)、琵琶湖まで一望。(高所恐怖症気味の数名は登頂辞退 )
 同様な里山管理をしている大学間では年 1回交流会を開催。
 国立大の演習林は遠いので行きにくいが大学隣接の里山はいつでもいける、これからもぜひお越 し下さいとのことでした。