4月17日


5月1日


6月12日


10月30日


11月13日


1月22日


2月12日


3月25日

大山崎町天王山周辺森林整備活動記録(2015年度

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2015年4月17(金)      

活動日 :4月17日(金) 晴れ                                                               
参加者 :17人   

(活動内容) 

  1. 午前中は、筍の除伐と作業道のための道普請。
  2. 午後は、広葉樹の実生が発生しやすいように、竹林@の集積された竹を貯蓄場所等に移す。
  3. 鹿除けネット内の実生も確認した。
  4. 作業終了後、Oさんの案内で、サントリーの「どんぐりの森」を囲っている鹿除けの竹垣を見学
作業道作り 竹林@竹を貯蔵場所に移動 移動後
鹿除けネット内の実生


作業エリア


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2015年5月1(金)      

活動日 :5月1日(金) 晴れ                                                               
参加者 :14人   

(活動内容) 

  1. 午前中の作業予定は、竹・筍の伐採、実生苗の確認、作業道の普請
  2. 午後の作業予定は、集積された伐採竹の貯竹場所への移動と整理
  1. 午前の作業
    1. 竹林@エリアの竹及び大きく育っている筍を伐採し、小さい筍は堀り出した。
    2. 前回に続き、竹林@の北側端に上の方に上る作業道の階段を設置した。
    3. 鹿害保護区及び対象区だけでなく、竹林@エリア全体の実生苗の状態を観察した。
      保護区より上部で90本、下部で14本の落葉樹の実生苗を確認し、短冊状の竹の標識を立てた。

  2. 午後の作業
    1. 竹林A上のエリアで、大きく伸びた長大筍に絞って伐採を実施した。
    2. 併せて竹林A上のエリアで倒伏竹の整理を行った。
  1. 作業結果
    1. 竹林@エリアにおける実生の観察において、タケの伐採が進んで明るくなっている保護区より上では多くの実生が見られたが、保護区より下ではかなり少ないという印象を受けた。
    2. 標札を立てた実生苗について今後、同定を行うと共に鹿の食害の有無を追跡調査する。
    3. 竹林A上エリアで高さ1〜3mに生長した長大筍が多数発生 していたため、将来生長してからの伐採手間を減らすため、予定外であったが昼から他の作業を取りやめ、長大筍の伐採作業に変更し、同エリアの長大筍の約9割を伐採併せて倒伏竹の整理を行ったのでかなりすっきりしたなった。

                             

鹿害保護区外観 竹の伐採 作業道の整備 エリアA上の長大筍


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2015年6月12(金)      

活動日 :6月12日(金) 晴れ                                                               
参加者 :20人 

(作業予定) 

  1. 午前中の作業予定は、京都府所有地(大山崎山荘横)の竹伐採と下草狩り、整備(面積 約0.1ha) 
  2. 午後の作業予定は、竹の伐採、実生苗の確認、集積された伐採竹の貯竹場所への移動と整理
  1. 午前中の作業
    1. 上記京都府所有地の整備(右図と写真)
      ・伐採した竹はほとんど黒竹であった。以前に伐採され、放置されているものは真竹もあった。
      ・下草も大きいイタドリなどが多かったが、今日 は参加者が多く、1時間弱で伐採が終わった。
      ・府所有地作業終了前に京都府文化スポーツ部文化政策課生涯学習担当副課長が到着、作業の様子を視察して、
       挨拶とお礼の言葉。
      ・4名が伐採物の整理などに残り、他の者はいつもの神照寺所有林に移動する。
    2. 竹林@エリアで今年になって伸びた竹(前回の伐採後伸びたもの)を中心に伐採した。腰高切り。
      教育実習生にOさんから天王山の竹林整備と実生観察の目的を簡単に説明。
  1. 午後の作業
    1. 竹林@エリアと竹林A上のエリアで午前中に続き、今年伸びた竹を中心に伐採した。
    2. 集積された伐採竹の貯竹場所への移動と整理。エリア@とAの間の遊歩道上側の古い伐採竹も移動。
  1. 作業結果
    1. 伐採した今年になって伸びた竹は、径が細いものが多かったが、前回の5月初旬から1か月以上経過しているので、15m以上に成長しているものが多かった。竹の水分は多くやわらかい。
    2. 前回目印杭を打ち込んだ竹林@エリアの実生苗(104本)の生存数を黄色のテープをくくりつけてカウントした。用意した104本のテープの内9本残ったので、確認できたのは95本である。見つからなかった杭は、午前中の伐採作業のため伐採竹の下敷きになったか、見落としと思われる。苗が無くなって杭だけになっているのはほとんど無かったので、これまでのところ鹿の食害ははほぼ無かったと判断される。 新たに9本の実生に杭を立てた。結局前回と今回で104本に目印をつけたことになる。苗が成長して目立つようになれば鹿の食害も受けやすくなることも考えられるので 次回10月に生存数を改めてカウントする。
作業前の京都府所有地 作業中 作業後
エリア@の新しい竹 エリア@の実生苗と目印の黄色のテープ


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2015年10月30日(金)      

活動日 :10月30日(金) 晴れ                                                              
参加者 :17人(内教育実習生3人) 

(作業予定)  

  1. 実生苗の再確認
  2. 竹の伐採
  3. 集積された伐採竹の貯竹場所への移動と整理
  1. 午前中の作業
    1. 実生苗の再確認
      • 前回6月12日に目印として「竹の杭」に黄色のテープをつけたが、その実生の幼苗104本が、今回どれだけ残っているかを樹種を含めて調べた。
        調査領域を3区画に分割し、幼苗(コナラ、クヌギ、ケヤキなどの落葉広葉樹)の数を改めて数え種別に記録し、テープをつけた竹の杭を目印に立てた。
    2. 竹の伐採
      • 休憩場より下方から通路までの間、崩落防止に最低限必要な竹を残して伐採し、広葉樹の生育に十分な光を確保。後日鹿よけネットの支柱として利用することを考慮し、腰高の高さで伐採する。伐った竹は、稈と枝葉を分け、稈は3mの玉切りにして、棚積み竹と同時に撤去。枝葉はなるべくかため て置き、その場で腐らせる。
  1. 午後の作業
    1. 午前中に続き竹の伐採
    2. 集積された伐採竹の貯竹場所への移動と整理
      • 棚積み竹が崩れ落ちそうなところから実施した。今後、順次棚積み竹を撤去し、通路下に移して、広葉樹の実生スペースを広げていく予定である。
幼苗調査 新たに赤色テープを巻いたもの
竹の伐採前 竹の伐採後
棚積み竹の撤去前 棚積み竹の撤去後
  1. 幼苗調査結果
  • 施業対象地を1区、2区、3区に分け、落葉広葉樹の幼苗を種別に数えた。クスノキの幼苗やアラカシの若木もあるが、将来落葉広葉樹林として育成するという目的上、常緑樹は調査の対象としないことにした。多くは明らかに1年苗(実生苗)であるが、2年目以上と思われるがはっきりしないというものもあった。コナラとクヌギ・アベマキの見分けも不確実なものがあった。調査の結果は以下の表の通り。
1 区 2 区 3 区 保護区
コナラ 16 11 3 1 31
クヌギ・アベマキ 15 13 3 31
ケヤキ 32 49 43 124
エノキ 3 2 2 3 10
カエデ類 2 2
サクラ類
不詳 1 1
66 63 63 7 199
消失(104の内) 9 9 4 22
考察
  • もっとも多いのはケヤキであるが、近くにはケヤキの成木は見あたらないので、ふもとから種子が飛んできて実生しているものと思われる。
  • 1区、2区の上方はクヌギ・アベマキやコナラ林でそれらのドングリも多数落ちているが、ほとんどが1年苗であることから竹の伐採を始めるまでは発芽してもほとんど生育できなかったものと思われる。
  • 1区と2区は昨年から竹の伐採をはじめ、発芽期にはすでに地面がかなり明るくなっていたが、3区の伐採は6月から始めている。3区は面積は広いのに苗数が多くないのは発芽期の暗さのためと思われる。
  • 消失の原因はおそらく枯死で、今のところ鹿害とする根拠はない。
  • 鹿害保護区の日照状態は1区と同じで、苗の密度にも顕著な差は感じられない。一方、対象区は3区の大部分と同じく日照状態が悪かったため、苗密度が低いのであろう。保護区がほぼ水平面にあるのに対して、対象区は急な斜面にあってドングリの定着条件も異なるので、対象区の位置替えの必要性を感じている。


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2015年11月13日(金)      

活動日 :11月13日(金)                                                               
参加者 :15人(内教育実習生1人) 

  1. 本日の作業
    1. 実生苗の調査を継続実施。
    2. 前回切り残した竹の伐採整理
    3. 棚積みされた竹の撤去作業
  1. 作業結果
    1. 午前中に残っていた約20本を伐採処理。
    2. 実生苗に竹製の杭を立て樹種を記録。
      10月30日調査と今回調査の合計
      1 区 2 区 3 区 保護区
      コナラ 16 17 6 1 40
      クヌギ・アベマキ 17 1 19 3 40
      ケヤキ 41 61 60 162
      エノキ 5 2 2 3 12
      カエデ類 3 3
      サクラ類 0
      不詳 1 1 2
      66 63 63 7 199
      消失(104の内) 9 9 4 22
          * 「消失」は6月12日にマーキングをした104の幼苗の内なくなっているもの
          * 2区に2年生以上のカエデ1あり
          * 3区の不詳はムラサキシキブか?
    1. ハイキング道の上部に棚積みされた竹の一部を下部に移し整理。
      竹の稈部と枝葉はそれぞれまとめて整理。
      歩道沿いの谷側部分に積まれていた竹も整理。
    2. 作業後、次回以降の整備エリアとなる”竹林A”を視察しながら下山。モノレールに沿いかなりの急斜面を降りる。
実習生に対して伐採実習 明るくなった林内で棚積み竹の整理 モノレールに沿って竹林Aを降りる

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2016年1月22日(金)      

活動日 :1月22日(金)
転向   :晴れ                                                               
参加者 :16人(内教育実習生3人) 

  1. 本日の作業
    1. 午前中
      • ハイキング道の上にある2箇所の棚積みされた竹を撤去し、歩道下に移し、整理した。
        下図 付近。
      • 撤去した場所に光を入れるため、歩道周辺の竹を十数本伐採。すっかり見違えるほど 明るくキレイになった。
    2. 午後
      • 竹林Aに移動し、墓地から30mほど離れた比較的平らな場所を選び、日光が入って広葉樹が実生できる地面を確保するため竹の伐採を行なった。
        上図 付近。
        場所の選定は、墓地に竹が倒れかかるおそれがない程度に離れていること、傾斜があまりなく伐採による崩壊の心配がないという観点で行った。なお、従前の伐採竹の棚積みが至る所にあり、実生のための地面の確保が難題である。

        作業量は横20m、縦10m弱程。10数本伐採。作業の安全を図るため、今回この場所では初めてローブ掛けをして切り倒した。
        ローブの結び方、ひっ張る角度など教育実習生に説明しながら作業を行なった。上手く行かず、想定していない所に倒れることもあった。
        反省点として
        @竹の重力のかかっている方向を考慮すること、
        A切り倒す時、切り手が引き手に合図をしてローブを引っ張るタイミングを合わすこと。

        全員で1本、1本伐採を行い、楽しい作業になった。
        今後ここを拠点に周辺の伐採を行う。当地は広葉樹@(上図参照)と離れているので、自然の種子散布は望めないので、
        秋以降にコナラやクヌギ・アベマキのドングリを採取してきて散布する予定である。
  1. 作業終了後

    ヒヤリハットについて話し合った。
    ローブ掛けをして伐採す場合、必ずしも竹は引っ張る方向に倒れてくるとは限らない。竹にどのような向きの力がかかっているかをよく見きわめ、竹の高さ(長さ)も考慮して、安全が見込める位置で引っ張らなければならない。
    幸い、けが人なく作業を終了することができた。

    教育実習生からは、有意義な体験であったとの感想が述べられた。


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2016年2月12日(金)      

活動日 :2月12日(金)
転向   :晴れ                                                               
参加者 :15人(内教育実習生1人) 

  1. 本日の作業
    1. 午前中
      • 現地竹林@下部の散策道にて、目標の竹林@の棚積み竹の確認と撤去移動場所の確認。
        全員で撤去作業に取り掛かり、小一時間でこの作業を完了。  写真@,A
        これで竹林@の間伐・撤去整備作業は一旦終了。明るくなったエリアで広葉樹の芽生え促進を期待したい。
        *現在の落葉広葉樹の幼苗の数は259本確認されている。
        写真@撤去 写真A撤去後
      • 竹林Aに移動。リーダーより竹林Aの作業の詳細説明。
        • 竹林Aの下にある墓地に伐採した竹が倒れないよう墓地より20m上部の地域のものを伐採する。
          南西端は運搬用モノレールのところまで。黄色いテープの内側。 
        • ロープを使って伐採する際に、切った竹が倒れてこない安全な方向に引くこと。
           倒す際に周りの確認と大きな声で、叫ぶこと。
        • 切った新しい竹は古い棚積みの前面に持ってきて、高く積み上げ、鹿の進入を防げるようにしたい。
          同時に広葉樹のエリアを広げるため、古い棚積み竹も集めて高く積み上げ整備する。
        • 背の高い竹を伐ってその長さを測ると15mあった。
      • 竹林Aでの作業は竹の間伐と、棚積み竹の整備と並行して行われた。
    2. 午後  
        午前の作業の続きで竹林Aの伐採と古い棚積みの竹を移動整備し、広葉樹の実生スペースを広げた。
      • 北東部の10本以上の竹を伐採。(終了時に伐採本数を確認しなかった。次回から忘れず確認したい。)
        今回はロープを引く方向も適切で、狙い通りに倒せた回数が増えた。(写真)
        倒した竹はいつもより長い目(5〜6m)に切り、棚積みの前面に積み上げたり、休憩場所のベンチに利用。
        *長く切った稈を高く棚積みする作業は重くて大変であった。
        竹林Aの北東エリア:休憩所 安全を確保し、ロープを引く 長く切り、高く棚積みする
      • 並行して南西エリアでは古い棚積みされた竹を下部に整理して積み上げ、実生スペースを広げた。(写真)
        南西エリア:作業前枝葉がいっぱい 古い棚積みを除去 実生エリアを確保
      • 14時20分作業終了。反省会。ヒヤリハットはなかったが、剪定ばさみの紛失の報告があった。
      • 講座生の感想を聞き、終了。
      • 終了時:休憩所から南西方向を望む     上部から棚積み状態を見る


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2016年3月25日(金)      

活動日 :3月25日(金)
転向   :晴れ                                                               
参加者 :15人

  1. 本日の作業
    1. 午前中
      •  竹林A内の作業地で、筍を除伐するグループと竹の伐採・棚積みの整理をするグループに分かれて、
          作業を開始した。 
    2. 午後
      •  午前の作業の続きで竹林Aの作業地内の竹の伐採と古い棚積みの竹を移動整備する。既存の棚積みを
          利用して鹿除けの柵にするとともに、広葉樹の実生スペースを広げるため、外周部に竹を垂直に棚積みし、
          作業地内の棚積みの竹稈などを外周部に集めた。 
  竹林@の実生の状況は、展葉を始めているものもあり、今後、生長が楽しみ
       
 
竹林Aの作業地内の竹の伐採と古い棚積みの竹を整理
       
 枯れた竹を伐  積みを整理  棚積みがきれいに片付いた  コブラ発見?
 
天王山登山口から竹林Aまでの植物
 
 アセビ  やわらかな新葉のカエデ  満開のヤマザク  山荘のユキヤナギ


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