観察会記録(2015年 7月度)

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竹中大工道具館・布引の滝

 

観察日:平成27年7月10日  時間:10時〜15時  天候:曇り後晴れ

コース 竹中大工道具館→ 新神戸駅→布引公園(昼食)→いさご橋→ 雌滝→ 鼓ヶ滝→雄滝→
    みはらし展望台→布引貯水池(往路を戻る) →みはらし展望台 →いさご橋→ 新神戸駅


午前の部:竹中大工道具館見学、K氏による展示物説明。
午後の部:布引滝自然観察(コースガイドと草木の説明は Iwa さん、
       六甲山と大阪湾の生い立ち、断層の説明は Ino さん)

<観察会概要>
1)竹中大工道具館
 大工道具館 1Fホールに三木工業協同組合青年部の金物鷲が展示されていた、また展示構成は@歴史の旅へ A棟梁に学ぶ B道具と手仕事 C世界を巡る D和の伝統美 E名工の輝き F木を生かすと分類展示 され、各展示前で道具館のK氏から説明を聞く。
儀式に使用する釿、 ヤリガンナ、鋸、曲尺、墨壺、黒サシ、道具箱など 唐招提寺金堂模型
道具館の資料によると、昭和18年の大田区で行われた調査で本格的なものを作るのに179点 安普請でも最低限72点 の道具が必要であった。
ヨーロッパ初期の
大工道具

12〜14 世紀に建てられたノルウェ−の教会、当時の道具を復元。
見学をおえて、
竹中大工道具館入り口にて
2)布引の滝
布引の滝、新神戸駅北側にある生田川中流にかかる滝「日本の滝百選」に選ばれ雄滝・夫婦滝・鼓ヶ滝・雌滝と4 つの総称。滝道に沿って Ino さんより六甲山と大阪湾の生成、断層の説明等、コースガイドと草木の説明は Iwa さん、大工道具館から所々に藤原定家など歌碑がある布引の滝遊歩道を貯水池まで約標高差200m、往復全歩行距離3.2Km を観察しながら歩く。
布引貯水池
いさご 橋
新神戸駅高架下
の小断層
100万年前に六甲山地は数百m隆起し、大阪湾は数百m沈降した。 古い大阪層群で山と共に山地と盆地の境は断層で切られている。
雌滝と取水施設 雄滝 と夫婦雄滝 雄 滝
3)草木など
滝遊歩道周辺にはアラカシ、ネズミモチ、アオキ、テイカカズラ、イヌビワ、ヤブコウジ、イロハモミジ、アベマキ、ヒトツバなどお馴染みの草木が。

布引5本松堰堤にある、かくれ滝あたりにクルミが3種
オニグルミ サワグルミ ノグルミ
布引公園の地主黒龍大明神近くの岩に生えた
マメ ヅタとキノコ
うだる暑さの一日でした 、新神戸駅地下にて解散 。