4月11日


5月30日


7月25日


9月26日


11月14日

高貴寺社叢林整備活動記録(2014年度

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2014年4月11(金)      

活動日 :4月15日(金) 晴れ                                                              
参加者 :13人   

(活動内容)

  @前回測定の人工林の(直径)再測定
    直径をダイアメータールールで測定及び土壌水分測定用サンプル採取。
  A人工林の枝打ち及び除・間伐と通路、階段等整備
    除・間伐は劣勢木、形質不良木などを対象とする。
    安全通行のための通路等整備。
  B桜山の観察

桜山遠景 成長量測定中

土壌構造ワンポイント講座・説明(人工林谷際斜面)
   現地の斜面は表層部分が流失、参考図のように明確な
   構造は見られなかった。


   土壌層
     土壌への物質の供給と消失の様式によって
     形成される平行な境界を持つ層のこと。
斜面掘削中
        参考図とも出典Wikipedia)

O層(Organic層)表層部;植物遺体などの粗大有機物が集積する
A層;粗大有機物が分解あるいは溶脱されて生じた黒色の層
B層;有機物に由来する黒色化が不十分で、風化が進行した鉱物質の層
C層;風化が十分に進行していない岩石層(母岩)
Aブロック 土壌サンプル採取中 人工林内階段修復中

(植物観察) 林道脇と桜山周辺

キツネノボタン シャガ 繁茂するタチツボスミレ(?)
レンゲソウ(ゲンゲ) ナガバモミジイチゴ ヤマザクラ(?)花柄
ウワミズザクラの総状花序(開花前) ヤマザクラの開花

(感想ほか)

  午前、午後の2班に分かれ、桜山のサクラ観察を行なった。一部ヤマザクラの開花などは見られたものの淋しい開花状態で、残念なタイミングだった。今回、各所に開花前のウワミズザクラの総状花序が目立ったため、今まで見落としていた桜山斜面中腹の大木に由来すると思われる分布・繁茂の広がりを確認できたのは良かったが、開花を見られなかったのは残念だ。尚、午後には大半のメンバーが人工林作業エリア奥の観察も行なった。
 今回から余り力作業のできない小生が、年輪が明確な切り株の方位調査を始め、一般に言われる「年輪幅の広い方が南側」説の間違い実証確認にチャレンジすることにした。
 前回に続きヒノキ人工林A、Bブロックの成長量調査と2度目の土壌サンプル採取を行なった後、除間伐、作業路の補修などを行なったが、徐々に要領が良くなったように思われる。
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2014年5月30(金)      

活動日 :5月30日(金) 晴れ
参加者 :11人

(活動内容)

  @前回測定の人工林の(直径)再測定
    直径をダイアメータールールで測定。
  A人工林の枝打ち及び除・間伐と通路、階段等整備
    除・間伐は劣勢木、形質不良木などを対象とする。
    安全通行のための通路等整備。
  B桜山の除・間伐、通路等整備。
  C昼食、終了下山時の薪用材運搬

サクラ山遠景 階段修復中
年輪調査

(植物観察) 林道脇と桜山周辺分 

ドクダミ 徒長気味のミツバ ウツギ
タニウツギ? ウワミズザクラの総状核果 ヤマザクラの核果

(感想ほか)

 前回に続き午前は、ヒノキ人工林A、Bブロックの成長量調査を行なった後、移動せずに除間伐、作業路の補修などを行ない、午後は人工林、サクラ山に分かれて作業した。今まで、何度も書いてきたが、メンバーの皆さんからもサクラの成長が印象的で、下層植生の豊かな明るい樹林という感想を聞いた。それにしても、鳥類の餌となったものか、分からないが、盛り前の花の数に比べ、果実の数が少なすぎるという思いが強い。今回、サクラ山でケヤキの幼生を見た。良く見ると、一度、地際で伐採された萌芽更新のものだった
 
前回から始めた切り株の年輪方位調査は前回の補充調査に加え、新規2本を実施した。データをもっと積み上げないといけないが、どう見ても現段階では総じて、法則性は見られないので、年輪幅大⇒南(方位)とは言えないように思う。

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2014年7月25(金)      

活動日 :7月25日(金) 晴れ
参加者 :10人

(活動内容)
  @人工林の成長量(周長(直径))測定(通算5回目)
    周長(直径)をダイアメータールールで測定。
    土壌水分量測定、試料採取と酸性度チェック
  A桜山のサクラ除伐木(幹)選定
    副住職の立会い
  B境界確認
    作業領域の確認(桜山、人工林)
    副住職の立会い
  C昼食、終了下山時の薪用材運搬

人工林Bブロック周長測定中 乾燥重量法用試料土採取 水分計による測定2
サクラ除伐木にテープ巻き 境界踏査中

観察;植物一部)林道脇とj人工林、桜山周辺部

ノカンゾウ ナベワリ ジャノヒゲの開花 ゴンズイの葉表

(感想ほか)

 最初は、前回に続きヒノキ人工林A、Bブロックの成長量調査及び新たに購入した水分計を使用した土壌水分測定、乾燥重量法で行なう水分測定用の試料採取、リトマス試験紙による酸性度チェックを行なった。
 続いてサクラ山に移動、除伐木、剪定幹にテープ巻きの選定作業を行なった。関与開始時のサクラの状況データがないため、感覚的に表現するしかないが、除間伐作業によって林間が明るくなり、下層植生も繁茂することになった結果、開花、種子形成よりも、樹冠占有を競う方(徒長)にエネルギーを集中することになったものと推測する。午後、葉張り、干渉状況などの分かるこの時期に選別、成長休止期に除間伐することを副住職に説明、納得して頂いた。
 副住職へのサクラの除間伐説明に引き続き、桜山の作業範囲拡大を踏まえて、尾根筋を含め、府から返却されたという人工林等の境界範囲の案内を受け、確認とした。
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2014年9月26(金)      

活動日 :9月26日(金) 曇り
参加者 :11人

(活動内容)
@人工林の成長量(周長(直径))測定(通算6回目)と雑木間伐
A桜山の雑木伐採
Bイベント準備;展示木の採取

ヒノキ林 雑木伐採 サクラ山 雑木伐採(ゴンズイ、アマメガシワ他) ゴンズイの果実(ミツバウツギ科ゴンズイ属)

 サクラ山にてR氏から冬場での混雑したサクラの伐採の
 際の注意事項説明があった

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2014年11月14(金)      

活動日 :11月14日(金) 曇り
参加者 :10人

(活動内容)
@人工林の成長量(周長(直径))測定
A人工林の枝打ち、雑木伐採

下刈り、枝打ち後

高貴寺庫裏の植物
リンドウ(種不明) センリョウ ハナワラビ(種不明)

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