観察会記録(2015年 2月度)

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大阪城梅林観察会

観察日:平成27年2月7日  時間:10時〜12時  天候:晴れ
案内 : 大阪観光ボランティア・ガイド2名

コース・タイム 10:00JR大阪城公園駅前→10:20大阪城梅林(ガイド〜11:30)→大手門

<観察会概要>
 お城の堀で水鳥を見ながら梅林に入る。開花状況は3分咲きであった。大阪城の梅林は府立北野高校創立100周年記念として22品種・880本が寄贈され1974年に開園となり、現在は100品種・1200本強あり、市民に親しまれている。平日でまだ3分咲きにも関わらず、花見客が多く、外国人の観光者が見受けられた。
 園内を2グループに分かれガイドさんに説明を受け、意外に中国産の品種が多い事と、品名が、文学的?であることに驚かされる。園内には梅の標準観測木1本と準標準木2本がある。花見は、奈良時代以前は「花」と言えば桜でなく「梅」であった。平安時代以降より桜に変わってきた。梅は遣隋使や遣唐使によって中国からもたれされた。梅はバラ科の中国原産で鑑賞用と果実用に別れ、鑑賞用は野梅系・紅梅系・豊後系の3系統7性があり実梅(果樹用)は1系統であり主に花は白い。日本では300品種がある。果樹用は全国で123.000屯生産され内、南高梅で知られる和歌山が67.600屯で全国1位・奈良は2.020屯で4位(2009年度)であった。
大阪城天守閣 ガイドさんとBグループ
「お堀の水鳥」 キンクロハジロ♂ ヒドリガモ♀ オオバン
(インターネットより)
ホシハジロ♂ ジョウビタキ
(インターネットより)
ハチジョウツグミ
本黄梅 華農玉蝶 寒紅
鹿児島紅 鶯宿 楊貴妃
大阪管区気象台・準生物季節観測用標本(白加賀)