UP 2017.10.12 kita
シニア自然大学校環境科10月社会貢献活動
尼崎市立上坂部小学校3年生 環境学習支援
~猪名川の水生生物を調べよう~
~猪名川の水生生物を調べよう~
■集 合:8:30川西能勢口駅(現地9:00)
■活動場所:川西市 猪名川ドラゴン公園「せせらぎの水辺」
■対 象:尼崎市立上坂部小学校3年生99名(1組~3組)先生4名
■スタッフ:18名(環境科5名(田中、村瀬、須崎、金山、石井)、そら組8名、西淀自然文化協会5名)
・総括:鳥井 補佐:田中、村瀬
・写真・記録 石井
・監視、タイムキーパー・池尾、小林、小林
■活動場所:川西市 猪名川ドラゴン公園「せせらぎの水辺」
■対 象:尼崎市立上坂部小学校3年生99名(1組~3組)先生4名
■スタッフ:18名(環境科5名(田中、村瀬、須崎、金山、石井)、そら組8名、西淀自然文化協会5名)
・総括:鳥井 補佐:田中、村瀬
・写真・記録 石井
・監視、タイムキーパー・池尾、小林、小林
猪名川は、兵庫県川辺群猪名川町にある大野山を水源地とし、大阪府・兵庫県・京都府の11の市と町を流れながら神崎川に合流する河川です。昔は猪名川にも泳げるくらい、きれいな水が流れていましたが、昭和40年代に経済発展や流域が都市化したことによって、水質が悪くなってしまった。
そこで昭和44年から流域の工場排水を厳しい基準で監視したり、下水道の整備を進めたことにより、猪名川中流部の水質は昭和50年を境に大幅に改善されました。近年は特に水質の変化はないが、もっときれいな水になることが望まれている。
今日は尼崎市立上坂部小学校の児童99名の「猪名川の水生生物を調べよう」の環境学習が開かれた。シニア自然大学校の有志が環境学習支援としてお手伝いすることになった。
そこで昭和44年から流域の工場排水を厳しい基準で監視したり、下水道の整備を進めたことにより、猪名川中流部の水質は昭和50年を境に大幅に改善されました。近年は特に水質の変化はないが、もっときれいな水になることが望まれている。
今日は尼崎市立上坂部小学校の児童99名の「猪名川の水生生物を調べよう」の環境学習が開かれた。シニア自然大学校の有志が環境学習支援としてお手伝いすることになった。
スケジュール
9:00 スタッフ集合、スタッフミーティング、現場確認・試験捕獲
10:00 児童ドラゴン公園到着
組・班別整列(3組各A、B、C班)
ご挨拶/赤松先生
学習目的・諸注意/鳥井・村瀬・田中
10:40 捕獲作業 組ごとに出発・川に入り水生生物捕獲
11:30 捕獲終了・引上げ、着替え
捕獲生物の同定作業(組ごとにまとまり、資料:猪名川水質調査ハンドブック)
12:30 昼食
13:30 まとめ、アメンボの実験、児童感想発表
14:00 児童解散
14:10 スタッフ解散
ご挨拶/赤松先生
学習目的・諸注意/鳥井・村瀬・田中
10:40 捕獲作業 組ごとに出発・川に入り水生生物捕獲
11:30 捕獲終了・引上げ、着替え
捕獲生物の同定作業(組ごとにまとまり、資料:猪名川水質調査ハンドブック)
12:30 昼食
13:30 まとめ、アメンボの実験、児童感想発表
14:00 児童解散
14:10 スタッフ解散
1.スタッフ集合
前回9月7日の川西市明峰小学校の学習支援の日は、未だ残暑厳しい気温のなか、途中降雨にたたられたが、今日は快晴の上天気だ。ただ気温は低く、風も強かったので水に入ったら寒いだろうなと予想して、スタッフの皆さん防寒対策のうえ9時00分ドラゴン広場に集合した。
一昨日大雨が降ったので、川の状態を確認した。前回より少し水量が多く、水流も早くなっているので、活動範囲を縮小するよう確認した。流れが速いので魚はあまり獲れないだろうが、児童一人一匹は獲れるよう頑張りましょうと確認しあった。
一昨日大雨が降ったので、川の状態を確認した。前回より少し水量が多く、水流も早くなっているので、活動範囲を縮小するよう確認した。流れが速いので魚はあまり獲れないだろうが、児童一人一匹は獲れるよう頑張りましょうと確認しあった。
![]() 児童到着 |
![]() 朝の挨拶 |
![]() 注意事項 |
2.生き物探し
尼崎市上坂部小学校の児童90名は予定通り、10時00分に到着、集合した。組別に色分けした採集用のペットボトルを全員が首にかけている。風が強く気温も低いなか、挨拶、注意事項を聞いた。子供たちの中には半ズボン、半袖シャツの子もいて、一向に寒さを気にしていない。注意事項を聞きながらも、早く川に入り「魚を獲りたい」気持ちでいっぱいの表情だ。
各組・各班別にいよいよ「魚獲り」の始まりだ。水温は17℃くらいとのことだが、あまり冷たさは感じない。水流に足をとられないよう、堰の苔で滑らないよう注意しながら魚獲りに熱中した。あちこちで歓声が上がる。エビ、小魚が網に入る。首にぶら下げたペットボトルに入れて見せ合う。寒いのに腰まで水に浸かる子供もいる。
各組・各班別にいよいよ「魚獲り」の始まりだ。水温は17℃くらいとのことだが、あまり冷たさは感じない。水流に足をとられないよう、堰の苔で滑らないよう注意しながら魚獲りに熱中した。あちこちで歓声が上がる。エビ、小魚が網に入る。首にぶら下げたペットボトルに入れて見せ合う。寒いのに腰まで水に浸かる子供もいる。
![]() 捕獲1 |
![]() 捕獲2 |
![]() 捕獲3 |
![]() 捕獲4 |
![]() 捕獲5 |
3.生き物調べ
約1時間の生き物探しの収穫物を、3組の組別に生き物調べが始まった。捕獲した生き物を児童が「猪名川水質調査ハンドブック」と照らし合わせて同定する。スタッフの説明に目を輝かして聞く。はじめての生き物ばかりだ。棲む生物と水質との関係を知る。環境によっては、生物は棲み続けることが出来なく、環境の大切さを知る。魚が棲みよい川にすることを実感する。
最後に恒例の中性洗剤を入れるとアメンボは沈んでしまうという「アメンボの実験」をした。家庭排水を注意することで、「猪名川の水質」が悪化しないことを確認した。
最後に恒例の中性洗剤を入れるとアメンボは沈んでしまうという「アメンボの実験」をした。家庭排水を注意することで、「猪名川の水質」が悪化しないことを確認した。
![]() 生き物調べ1 |
![]() 生き物調べ2 |
![]() 生き物調べ3 |
![]() 生き物調べ4 |
![]() アメンボの実験 |
![]() 成果発表 |
![]() 成果 |
![]() 感想 |
観察した水中生物の一部
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4.感想
今年は気温の変化が激しく、寒い日にあたってしまった。10月のこの行事は少し無理だったようだ。それでも捕獲した生き物の数は多かった。中には初めて捕らえた「タナゴ」らしい魚もいた。正確な同定を依頼しているが、「タナゴ」なら猪名川では貴重な捕獲だ。「タナゴ」は関東以北の太平洋側だけに棲息するということなので、タナゴ亜科の生物だと思うが、何年もこの活動を継続しているスタッフが初めて見たということは、生物調査としても貴重な成果だ。猪名川の環境も刻々と変わっているのだろう。
◆集合写真:
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