UP 2014.12.29 kita
シニア自然大学校環境科2014年12月野外活動
大阪七福神めぐり
1.七福神について
七福神は、独自の徳をお持ちになる七捧の神仙で室町時代に、日本古来の信仰と仏教信仰がからみ合つて生まれました。
えびす神は漁業海運の守り神でしたが、商巣繁栄の神として信仰されるようになりました。
大国主神は、農業の神簡ですが、大黒天と習合し招福の神様となりました。
毘沙門天は仏法守護の神様、弁財天は音楽と弁財を司る神様、いずれも福徳施与の神様です。
福禄寿寿老神(人)は延命長寿の神様で、布袋尊(布袋和尚)は中国の実存の人ですが、その円満な相が尊ばれ、それぞれ福徳神として信仰を受けました。
その後、今日まで七福神は瑞祥のしるしとして、各地で七福神詣が行なわれてきました。大阪においても近来、盛んになりつつあります。
2.行程
今回はJR環状線の玉造に集合し、まず真田山の三光神社(寿老人)に参りました。ここは大坂冬の陣に際し、豊臣方の真田幸村が真田丸を造り奮戦した地でもあります。そして、裏にある日本最初の陸軍墓地。皆さん、大阪にこんな場所があったことすら知らいない方が多いの、驚きました。
その後、真田幸村の遺跡、そして近松門左衛門の墓、を経て谷町の長久寺(福禄寿)。これで先ず谷町台地を横切り、次に東横堀川、道頓堀を経由して、島之内の法案寺(弁財天)に。この辺りまで来ると人混みも多く、また交通量も多く、注意しながら歩く。
道頓堀では昼食時間を1時間取り、各自冷えたからだと胃袋を満たしてももらう。食後は進路を南にとり、法善寺、千日前を通り、おタク通りの真ん中にある日本橋の大乗坊(毘沙門天)へ。
次はルートで一番遠くにある大国主神社(大国神)に参る。ここからは再度、方向を東にとり、木津川市場を経て今宮神社(えびす大神)、そして最後は再度上町台地を上り、真田幸村終焉の地でもある安居神社を経て、最終の七つ目の四天王寺布袋堂(布袋尊)に3時前に到着した。
3.活動風景
●真田山 三光神社(寿老神)
![]() 三光神社 |
![]() 寿老神 |
![]() 真田幸村像 |
![]() 日本最初の陸軍墓地 |
![]() 近松門左衛門の墓 |
●谷町 長久寺(福禄寿)
![]() 長久寺 |
![]() 福禄寿 |
●島之内 法案寺(弁財天)
![]() 法案寺 |
![]() 弁財天 |
![]() 新しくなったグリコの看板 |
![]() 浮世小路 |
●日本橋 大乗坊(毘沙門天)
![]() 大乗坊 |
![]() 大乗坊前で説明 |
●大国主神社(日出大国神)
![]() 大国主神社 |
![]() 日出大国神 |
●今宮戎神社(えびす大神)
![]() 今宮戎神社 |
![]() 神社の裏にも拝殿あり |
![]() 安居神社 |
●四天王寺(布袋尊)
![]() 四天王寺 |
![]() 布袋尊 |
●集合写真
![]() |
![]() |
4.感想
33名の多くのメンバーが、8kmに及ぶ長距離を交通量の多い、大阪の街中を事故もなく全員、完歩できたことはメンバー皆さんの協力と、七福神のおかげと思われます。この勢いで来年も無事、元気で過ごせることを実感した一日でした。
5.投稿
七福神 廻り廻りて 布袋尊 良徳